
選手が所属クラブや代表チームでデビューする際の試合は特別なもの。ときにはそこでの活躍が大きな評価の高まりに繋がり、キャリア全体に影響を及ぼすものとなる。
しかし、そんな状況のデビュー戦で退場してしまったという経験を持つスター選手も意外に多いもの。今回は『FourFourTwo』から「デビュー戦で退場となった選手たち」の一部をご紹介する。
クリスティアーノ・ロナウド
デビューしたときに退場したチーム:ユヴェントス
2018年9月、バレンシアとのチャンピオンズリーグ初戦でユヴェントスに加入したクリスティアーノ・ロナウドは、前半途中にジェイソン・ムリージョの髪を掴んだと判定され、レッドカードを受けている。
ロナウドは涙を流しながらピッチを去ったものの、チームは2-0で勝利を収めることに成功。彼の退場は大きなダメージにならずに済んでいる。
ジョー・コール

デビューしたときに退場したチーム:リヴァプール
2010年の夏にチェルシーを離れてリヴァプールへと移籍したイングランド代表の名ドリブラー。彼がアンフィールドでデビューしたときもレッドカードを受けている。
2010年8月、アーセナル戦で出場したコールは、前半終了間際にローラン・コシェルニへのタックルでレッドカードを受ける。この試合は1-1の引き分けに終わった。
ローラン・コシェルニ

デビューしたときに退場したチーム:アーセナル
ジョー・コールの退場は、同じようにアーセナルのローラン・コシェルニにも同じ経験を味わわせている。
2010年8月に行われたリヴァプールとの試合でコールのタックルを受けたコシェルニは、試合終了間際にハンドで2枚目のイエローカードを提示されて退場している。
ジョナサン・ウッドゲイト

デビューしたときに退場したチーム:レアル・マドリー
2005年9月、アスレティック・ビルバオ戦でレアル・マドリーにデビューしたウッドゲイトは、オウンゴールを記録した上に2枚目のイエローカードで退場する波乱のデビューとなった。
怪我のために加入から1年以上ピッチに出られなかった彼であるが、復活を期した試合はさらに苦い経験となった。
ジェルヴィーニョ

デビューしたときに退場したチーム:アーセナル
松井大輔とともにル・マンでプレーしたあと、リールで大ブレイクを果たしたコートジボワール代表アタッカー。アーセナルに引き抜かれ、プレミアリーグに進出している。
2011年8月のニューカッスル戦でデビューした彼は、悪名高きジョーイ・バートンへの平手打ちで72分に退場。試合はスコアレスドローに終わっている。
トーマス・フェルマーレン

デビューしたときに退場したチーム:ローマ
後にヴィッセル神戸でプレーするベルギー代表DF。バルセロナからローマへと貸し出された2016-17シーズンのことだ。
2016年8月、ポルトとのUEFAチャンピオンズリーグ予選プレーオフでデビューしたフェルマーレンは、前半41分に2枚目のイエローカードを受け退場。試合は1-1の引き分けとなった。
ロナルド・アラウホ

デビューしたときに退場したチーム:バルセロナ
2019年10月、カンプ・ノウで行われたセビージャ戦でバルセロナにデビューしたアラウホは、14分間の出場後に退場。ハビエル・エルナンデスへのタックルがレッドの対象になり、わずかなプレーのみでピッチを去った。
試合はバルセロナが4-0で勝利したものの、この判定に対しては選手から主審に対して猛抗議があり、ジャッジを巡る議論が巻き起こった。
ジョアン・フェリックス

デビューしたときに退場したチーム:チェルシー
アトレティコ・マドリーでくすぶっていたジョアン・フェリックス。2023年1月にチェルシーへとローン移籍することになり、フラム戦でデビューした。
58分に彼はケニー・テテへの危険なタックルで退場となり、後に3試合の出場停止処分を受けることになった。
ルイス・スアレス

デビューしたときに退場したチーム:ウルグアイ
プレミアリーグやワールドカップでの噛みつき事件など、様々な問題を引き起こしてきた愛すべきFWルイス・スアレス。彼も代表でのデビューでレッドを受けた選手の一人。
2007年2月、コロンビア戦でウルグアイ代表デビューを果たしたスアレスは、試合終盤に審判の判定に異議を唱えて2枚目のイエローカードを受け退場することになった。
リオネル・メッシ

デビューしたときに退場したチーム:アルゼンチン代表
バルセロナで天才若手の名をほしいままにしていたリオネル・メッシ。しかし代表でのデビュー戦は「こんなことになるとは夢にも思わなかった」と話すほどの苦い経験となった。
2005年8月、ハンガリー戦でアルゼンチン代表デビューを果たしたメッシは、出場からわずか47秒で相手選手へのファウルを取られて退場処分に。彼は涙を流してピッチを去っている。