かつて元日本代表の中田英寿氏もプレーしたイタリアのフィオレンティーナ。

同クラブは、22日に元所属選手であるセレステ・ピン氏が亡くなったと訃報を伝えた。

ピン氏は1961年生まれの64歳。フィオレンティーナで250試合以上に出場し、ロベルト・バッジョらともプレーしたレジェンドだった。

22日に連絡がつかないと親族から通報を受けた警察が自宅で亡くなっているのを発見したそうで、遺書はなかったものの、自殺の可能性があるとされている。

ただ、『La Gazzetta dello Sport』によれば、ピン氏との間に2人の子供をもうけた元妻が殺人事件として捜査を求めているという。

「25日、ピン氏の遺体が発見されてから3日後、元妻はより徹底した捜査を求めた。元選手の毒物検査や通話記録の捜査を要請。また、元夫の遺体が発見された自宅を封鎖するようにも求めた。

当局の捜査では、自殺が最も可能性の高い仮説だが、元妻は異なる可能性があると信じており、殺人事件の捜査を要求。現場の住宅では遺書は見つかっていない。

2人は離婚に至ったが、常に良好な関係にあった。元妻は自殺説を絶対に信じていない。火曜朝、彼は彼女に写真を送っており、その写真では彼は元気そうに見えた。

彼は仕事に行く準備ができたと彼女に伝えていた。

元妻は、ピン氏が40年以上うつ病に苦しんでいて、薬を服用していたがそれが悪化したという説も否定している。彼はいつもと変わらない様子だったため、元妻は、なぜ自殺したのかを疑問に思っている」

ピン氏は亡くなる当日に良好な関係にあったという元妻に写真を送っていたようだ。

彼は、2018年に再婚した別の女性との間にも3人目の子供がいたという。

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