今年で40歳になったポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウド。
『A Bola』などによれば、マンチェスター・ユナイテッド時代にロナウドと同僚だった元フランス代表FWルイ・サアは、こう話していたそう。
「(20年以上前に一緒にプレーしていたロナウドが、今でもゴールを決めてるのは信じられない?)
あぁ、クレイジーだね。彼と彼の周囲に対して、計り知れないリスペクトを抱いているよ。唯一無二の人間だ。
自分はトレーニングで彼を見てきた。プレッシャーの中で、国を代表して成し遂げたこともね。
彼はピッチで見たなかで最高のアンバサダー(サッカーの体現者)。あんなに長く、あんなクオリティを維持できる人はいないからね。
リオネル・メッシも長年活躍してきたが、彼はトレーニング、犠牲、プレッシャーに耐える瞬間など、このスポーツの卓越性を体現したことは一度もない。
彼(ロナウド)は『最高の選手になる』と宣言して、実際にそれを成し遂げた唯一の人物であり、その能力を証明した。
だからこそ、自分は彼に深い尊敬の念を抱いている。彼は最高のアンバサダーだ。
なぜなら、もし誰かが彼の足跡をたどる機会を得たとしても、それを成し遂げることはできないから。
彼はより強く、より多くのものを犠牲にできる能力があり、誰よりも身体への投資を徹底していた。
ロナウドが特別な選手だとすぐにわかった。それは彼が最も才能のある選手だったからだけでなく、練習場以外で誰よりも努力していた選手だったからだ。
彼は自宅でもトレーニングをしていたし、練習にはいつも早く来ていた。
(ロナウドがやっていた最高強度のエクササイズをやろうとしたところ)1~2時間後には“死にそう”になった。
彼は毎回のトレーニング終了後にそれを実践していた。彼は”マシーン“だった。あのルーティンについていける者は誰もなかった。彼は並外れた献身性を持っていた」
また、サハによれば、ロナウドは多少怪我していたとしても、試合の2日後には7~8割程度まで回復しており、それは幼少期から身体に投資し、最良の回復プロセスを実践していた賜物だと考えているという。
サアは、ロナウドのプロフェッショナルな姿勢を間近で体感してきたようだが、チームメイトになったことがないメッシとの比較は、ややアンフェアかもしれない。