
スペイン1部FCバルセロナとキットサプライヤーのNikeは29日、2025-26シーズンに向けた新アウェイユニフォームを発表した。
今作は伝説のNBAスター選手「コービー・ブライアント」と初のコラボレーションモデル。
FC Barcelona 2025-26 Nike Away
FCバルセロナ 2025-26 Nike アウェイ ユニフォーム
コービー・ブライアントのブランドと異色のコラボが実現した新アウェイユニフォーム。デザインはゴールド系を基調に、ペルシャバイオレットとブラックの差し色が目を引く。
2020年に41歳の若さでこの世を去ったコービーはバルセロナのサポーターで、クラブや選手たちとも親交が厚かったという。
そんなNBAレジェンドへの追悼でもある今作は、コービーに関連する3つの色を採用。ゴールドとペルシャバイオレットは、かつて所属した「ロサンゼルス・レイカーズ」のユニフォームに着想を得ている。

背面の首元には、チームカラーのブラウグラナ(青、臙脂)と、カタルーニャ旗(サニェーラ)を配置し、クラブのアイデンティティを強調。
今作の右胸には、通常のスウッシュ(Nikeロゴ)ではなく「コービーシース」を配置。鞘に納まった剣をモチーフにしたこのロゴは、コービー・ブランドの象徴である。

コービーシース、エンブレム、そして胸のSpotifyロゴは全てブラックで統一し、薄っすらと蛇柄のグラフィックを施す。これはコービーの愛称“ブラックマンバ”に由来するものだろう。
体は灰色だが口の中が黒いブラックマンバは一撃必殺の猛毒蛇。

この新アウェイユニフォームは、7月31日に韓国で行われるFCソウル戦でピッチデビューする予定。
なお、コービー・ブライアントのコービー(Kobe)が、兵庫県神戸市に由来するものであることは比較的有名な話。それが縁でコービーは2001年から10年間にわたり、神戸市から「神戸大使」を委嘱されていた。
もしもこのユニフォームのデビュー戦が27日に神戸で行われたヴィッセル神戸戦だったなら、きっと素晴らしい物語が完成したに違いない。