俳優の木村拓哉が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ「風間公親-教場0-」の第4話が1日に放送され、平均世帯視聴率が9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録した。

 今作はフジテレビ開局65周年特別企画で、木村の同局看板枠「月9」での主演は、2014年の「HERO 第2シリーズ」以来9年ぶりで、歴代最多を更新する11度目の登場となった。


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 木村は、長岡弘樹氏の「教場」シリーズをドラマ化した20年と21年の新春ドラマスペシャルで、警察学校の冷徹“最恐”の教官・風間公親役を熱演。今作は風間が教官として警察学校に赴任する以前を舞台に描かれ、風間に指導を受ける新人刑事役として、赤楚衛二新垣結衣北村匠海白石麻衣染谷将太が出演。

 赤楚が中心だった初回は12.1%、第2話は10.7%、そして、新垣が中心の第3話は9.8%で、第4話はさらにダウン。第5話からは北村が中心となる。

「ガッキーを投入したにもかかわらず、まさかの右肩下がり。そして、現在公開中のフジが製作の映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-』で主演を務める北村のこのタイミングでの投入は番宣も兼ねてのものだが、もはや巻き返すのは厳しいだろう」(テレビ局関係者)

 木村といえば、同じSMAPのメンバーだった中居正広香取慎吾が4月30日にスタートした、中居がダウンタウン松本人志とMCを務める新バラエティー番組「まつもtoなかい」(同系)で、6年ぶりに共演し話題に。
しかし、元SMAPのメンバーで2人が木村の名前を決して出さなかったのも、ネット上で話題になってしまった。

「キムタクの名前が出なかったことで、相変わらず元SMAPのメンバーではキムタクだけが残留したジャニーズ事務所に、テレビ局が忖度していることが浮き彫りになってしまった。もし、それを取っ払ってキムタクの名前も出ていれば、『教場』も視聴率での〝恩恵〟を受けていたはず」(芸能記者)

 とはいえ、改めてSMAPの再結成に向けて、高過ぎる〝壁〟があることが証明されてしまった。