中国のSNS上で7日、この連休中に日本を訪れた中国人観光客について、「10年前の爆買いの対象は温水洗浄便座と炊飯器だったが、今ではルイ・ヴィトン、アークテリクス、ブロンプトンになっている」などと紹介された。

中国では今月1日から5日までが労働節の大型連休で、文章ではまず、恋人と一緒に日本を訪れた陸さんの状況が伝えられた。

「最近の為替レートはすごくいい」と話す陸さんの訪日は今回が初めてだ。ホテルは東京・虎ノ門にあるホテルを予約した。連休で1泊2000元(約4万3000円)近い料金だったが、ショッピングエリアの銀座、表参道、代官山に行くのに便利だ。高級ブランド店を巡ることが最大の目標だった陸さんらが訪れた店はほぼ全てに長い列ができていて、銀座にあるルイ・ヴィトンでは2時間近く待ったものの欲しかったバッグと靴を買うことができた。文章によると、ルイ・ヴィトンのあるバッグは中国国内より2000元余り安く手に入るという。

文章は次に、訪日リピーターのLucyさんについて伝えた。

Lucyさんが中国国内で仕事中に注文する食事はどれも30~40元(約640~860円)するが、日本で食べた牛丼は人民元換算で二十数元(20元は約480円)だったといい、Lucyさんは今回の日本で最も強く感じたこととして「さらに安くなった」ことを挙げている。

Lucyさんは渋谷にあるロフトでたくさんの文房具や雑貨を購入。また、大きな収穫となったのはずっと欲しかった富士フイルムのカメラを買えたことで、価格は中国国内で買うより2000元安かったそうだ。

日本を訪れる中国人観光客の買い物、今のお目当ては何?

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文章はさらに「この連休はアウトドアブランドのアークテリクス、折り畳み自転車のブロンプトンが中国人観光客の新たなお気に入りになった」と指摘し、いずれも日本で買えばどのくらいになるのかを紹介。ブロンプトンについては、購入後にサイクリングを楽しんでから中国に持ち帰った人がいることも伝えている。(翻訳・編集/野谷)