上海峰飛航空科技が7日、「当社の2トン級eVTOL(電動垂直離着陸機)が6日、アラブ首長国連邦で初飛行を終え、中国の1トン級以上eVTOLの初の海外飛行を実現した」と明らかにした。中国新聞網が伝えた。

公開された資料によると、これは世界で初めて中東地域で長距離飛行を行った1トン級以上eVTOLでもある。

アラブ首長国連邦民間航空総局(GCAA)の承認を経て、峰飛航空科技の2トン級eVTOL「凱瑞鴎」が同国アル・アインのEmirates Falcons Aviation空港で飛行を行った。今回の飛行時間は41分間で、飛行距離は123km、着地後のバッテリー残量は44%。

同機は峰飛航空科技が独自に開発したもので、完全電気推進システムを搭載し、最大離陸重量は2000kg、複合翼構成を採用し、ヘリの垂直離着陸と固定翼機の高効率巡航の特徴を結びつけ柔軟に離着陸するとともに、大積載と長距離飛行の黄金のバランスを実現。今年3月に世界初のトン級以上eVTOL型式証明(TC)を獲得した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)