2024年5月13日、韓国メディア・毎日経済は「中国国内消費者をターゲットとする中国ECサイト、タオバオ(淘宝網)とTmall(天猫)が韓国に進出した」と報じた。
韓国の流通業界によると、アリババグループは今年1月に「Taobao Tmall Korea Limited」を設立。
流通業界では、中国内需市場向けECサイトの韓国進出はプラス効果とマイナス効果を同時にもたらしたと分析している。
プラス効果には、韓国の個人販売者と中小企業の中国販路拡大が挙げられる。中国内取引額基準でタオバオが1位、Tmallが2位という大手ECサイトだけに、韓国企業が中国内でより大きな機会を獲得できるものと期待される。しかし一方で、韓国ECの主導権がアリエクスプレスやTemuなどの中国ECサイトに奪われたのに続き、中国への直接販売の市場まで中国に握られることになるのではないか、韓国Eコマースの中国従属がさらに深刻化するのではないか、と懸念する声も多いという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「中国の経済浸食だ」「このままでは中国に全て占領されて韓国の中小企業は生きていかれなくなる」「中国は虎視眈眈(たんたん)と韓国本土を狙っている」「中国の人口は14億。どれだけ多くの販売者がタオバオにいると思う?。中国で製品を売ろうったって、中国愛国主義に阻まれる。