2024年11月11日、韓国・ソウル新聞は「訪韓外国人観光客の間で登山が人気を集めており、ソウル市が『K-登山』活性化に向け装備の貸与や山歩きツアーなどの支援を行っている」と伝えた。
記事によると、特にソウルは都市と山がすぐ近くにある環境が珍しいとして注目されている。
人気の登山スポット、北漢(プッカン)山、北岳(プガク)山、冠岳(クァンアク)山には「ソウル都心登山観光センター」が設置されており、ソウル観光財団によると利用者の3人に1人は外国人だという。いずれのセンターも登山に必要な装備を多く取りそろえ貸与している。

また、個人・団体に限らず外国人なら申し込み可能な登山プログラムが、ソウル市内の主要な山に用意されている。宮殿観覧の後に南(ナム)山、寺院体験のあとに道峰(トボン)山に登るといった文化体験と登山を組み合わせたコースは特に人気で、10月末現在、約660人の外国人が参加したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「K-登山か。いいね」「最近、山に外国人が多いなと思ってたんだ。いいことだと思う」「韓国の地形は7割が山だし、観光誘致にもいいね」「大都会+山+川、この三つがそろっているのは世界的に見ても貴重なんだよ」といった好意的なコメントが寄せられている。
一方で、「クッポン(極端な愛国主義)はほどほどに」「自然を破壊されるんじゃないか、心配だ」「装備の貸与はやり過ぎだと思う。その予算を自然保護や管理に回すべきだ」「人気の山は既に韓国人だけで混雑してるというのに」「外国人が登山道で用を足したというニュースがそのうち報じられそう」といった声も上がっていた。(翻訳・編集/麻江)