2024年12月20日、環球時報は、ドイツのメディアが「中国からの荷物が雪だるま式に増えている」と報じたことを紹介する記事を掲載した。
記事は、19日付の独紙「ミュンヘン・メルクール」の文章を引用。
また、ドイツの主要な物流業者の一つであるDHLが、近ごろ同国内全体で国際貨物量が増加しており、特に中国からの貨物が増えているとの認識を示したほか、別の物流サービス業者であるヘルメスもアジア顧客からの発送量が顕著に増え、特にTemu、Shein、アリエクスプレスなど中国のECプラットフォームからの発送量が急増しているとの報告を発表したと伝えて、「今年のクリスマスツリーの下には、アジアからの贈り物が多くあるかもしれない」と評した。
一方で、ドイツで1日に輸送される平均荷物量1000万個のうち、中国からの荷物は40万個とわずか4%程度であるとも指摘。ハンブルクやフランクフルト中央駅近くDHLの荷物ステーションの現場スタッフに話を聞くと「TemuやSheinからの荷物は現在それほど多くない」との返答があったと伝えている。
同紙は、ドイツ以外の国際物流会社、例えば米国のUPSなども中国からの荷物が大きく増えており、アジア太平洋地域におけるECの持続的な繁栄がうかがえるとの見方を示していることを合わせて紹介した。(編集・翻訳/川尻)