2024年12月21日、環球網は、中国の風力発電プラットフォームの高性能ぶりを伝えるスペインメディアの報道を紹介する記事を掲載した。

記事は、スペイン紙エル・エスパニョールの20日付文章を引用。

記事によると同紙は「風力発電産業の技術が発展する中で中国がまた新たな一歩を踏み出し、双頭の海上風力タービンを開発した。『オーシャンX』と名付けられたデュアルタービン浮体式洋上風力発電プラットフォームは世界最大の発電容量を持つ単体浮体式プラットフォームとされており、その技術は中国の風力発電分野における大きな進歩を示すとともに、用いられている革命的な設計や先進材料も注目されている」と伝えた。

そして、「オーシャンX」について、ブレードの直径が182メートル、タービンの直径が260~292メートルで、総発電容量が16.6メガワットに達し、受風面積はサッカーコート9面分に相当するとしたほか、最大風速70メートル毎秒以上のカテゴリー5のハリケーンにも耐えることが可能であると紹介。「この浮体式プラットフォームを実際に見たらあなたもきっと衝撃を受けるに違いない。タービンのサイズにも驚嘆させられるはずだ」と評している。

驚嘆!中国のこの風力発電プラットフォームはハリケーンに耐えられる―スペインメディア
風力発電プラットフォーム

同紙はまた、「オーシャンX」が前衛的な設計とエネルギー効率を両立させるフィージビリティーを示すとともに、中国の再生可能エネルギー革命に対する約束を体現したものと評するとともに、新世代の洋上風力タービン開発に向けた基礎も築かれたとの見方を示した。(編集・翻訳/川尻)

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