定期船業界向け情報サービス会社アルファライナーが公表した最新データによると、中国の造船企業は世界の貨物船受注の約3分の2を獲得しているということです。

2024年、中国は世界のコンテナ船受注の約69%を占めました。

2位の韓国は23%にとどまり、日本は6%で3位となりました。世界第5位のコンテナ船海運会社、ドイツのハパックロイドは最近、中国の造船所に新しいコンテナ船24隻・40億ドル相当を発注したと発表し、揚子江船業グループと江蘇新時代造船がそれぞれ12隻の受注を獲得しました。

2015年までは、現代重工業(現HD現代重工業)など韓国の造船企業が中国をリードしていました。しかし現在、中国の造船所が360万TEUの受注を獲得したのに対し、韓国の受注はわずか66万TEUにとどまっています。アルファライナーのアナリストは、「現時点で、中国の造船所が示す価格優位性に対抗できる企業はない」と述べました。

ドイツ造船海洋産業協会(VSM)のデータによると、2005年以降、中国の造船業の規模は急速に拡大しました。業界の専門家はまた、欧州の中国造船業に対する依存度がますます高まっていることに言及しました。VSMの責任者は、世界の造船業はクルーズ船などハイエンドな客船を除き、ますます中国に主導されるとの見方を示しました。(提供/CRI)

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