パナソニック中国・北東アジア社の木下歩社長はこのほど、インタビューに応じ、「中国の『両新』政策(設備の大規模な更新と消耗品の買い替えを促す政策)が、古い製品を新製品に買い替える市場の活性化を促し、パナソニックに重要な発展のチャンスを提供している」と述べました。
同社は1978年、中国市場に進出し、中国の改革開放後最初に中国に進出した外資系企業の一つです。
同氏によりますと、現在の中国家電市場は主にマス市場とハイエンド市場に分かれているとのことです。このため、パナソニックはV戦略とX戦略を提案しました。X戦略は価格がより庶民的で革新的なデザインの製品に集中しています。V戦略は、よりハイエンドでスタイリッシュな製品の発売に集中しています。
同氏はさらに、中国市場はパナソニックにとって日本以外で最も重要な市場であることを明らかにし、中国は市場規模が大きいだけでなく、豊富な人材の蓄積と完全なサプライチェーンがあるため、同社は中国でしっかりとしたビジネス基盤を構築し、グローバルビジネスの発展を推進することができると述べました。
また、中国政府が段階的な経済促進政策のパッケージを打ち出したことは、すべての外資系企業と市場全体にとって積極的でエキサイティングなものだとの見解を示しました。(提供/CRI)