中国黒竜江省ハルビンで9日行われた冬季アジア大会のスピードスケートの試合をめぐり中国と韓国の間で再びゴタゴタが起きている。
試合はショートトラック男子5000メートルリレーの決勝で、結果はカザフスタンが金メダル、日本が銀メダル、中国が銅メダル。
決勝では韓国のパク・チウォン(朴智元)による中国の林孝埈(イム・ヒョジュン)への妨害があり、中国のネット上では「韓国選手による反則の影響を受けた中国は残念ながら銅メダルだった。中国の元ショートトラック選手で五輪で四つの金メダルに輝くなどした王濛(ワン・モン)氏は非難の動画を投稿した」との話題に関心が集まった。
また、「韓国では『中国チームが先に押したのに、ペナルティーを受けたのは韓国チームだった』という風に報じられた」と伝える投稿もあり、中国のネットユーザーからは「反則を繰り返すチームの出場資格を取り消すべき」「これがスポーツの試合か?」という声や「1チームずつ滑るようにすればいい」などの声が上がっている。

中韓の間では、2022年に開催された北京冬季五輪でも同競技における韓国選手への失格判定をめぐって中国と韓国の間に険悪なムードが漂うなどしている。(翻訳・編集/野谷)