2025年2月25日、香港メディア・香港01は、中国上海市の名門・復旦大学の博士研究員(ポスドク)が台湾の修士論文を盗用して主要学術誌に投稿していたことが発覚したと報じた。
記事は、台湾の複数の学者が先日「復旦大学の博士研究員が、台湾の学者による修士論文の内容をほぼ全て盗用して中国本土の主要学術誌に投稿していた」とする共同声明を発表したと紹介。
また、声明では盗用論文が発表された「戯曲研究」「中国出版史研究」「文学評論」の編集部の対応について「すでに盗用論文であることを確認した上で論文の発表の撤回に応じるとともに、その旨を知らせる声明も発表する予定になっている」と説明されたことを紹介している。
記事によると、復旦大学新聞学院は25日、この件について事実であることを認めた上で、大学の「学術不正行為」に該当すること、悪質な行為であることから今年1月に王氏を博士研究員から除名したことを明らかにしたという。(編集・翻訳/川尻)