中国・北京市の永定河で中国のインフルエンサーの男性が溺れ、死亡した。中国メディアの上游新聞が26日に伝えた。

記事によると、男性は「永定河游泳的螞蟻(永定河で泳ぐアリ)」の名前で活動していたインフルエンサーで、永定河大橋の下で泳ぐ様子を頻繁にSNSに投稿していた。

男性は10日午後、永定河に張った氷の上を歩いていた際に氷が割れて川に転落。一度は這い上がったものの、氷がもろかったため再び割れて水中に落ちた。その後も自力で脱出を試みたものの、30分ほど後に力尽きて溺死したという。

転落後、男性は周囲の人々に「危険だから助けに来るな」と警告。近くにいた人がすぐに警察に通報したが、救助が間に合わなかった。

知人によると、男性は元軍人で、その日は友人らと寒中水泳をする予定だったが、時間より早く到着したため氷上を歩いていたという。

地元当局の職員によると、永定河は遊泳が禁止されているということだが、無視して泳ぐ人も少なくないという。(翻訳・編集/北田)

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