最新データによりますと、中国では2024年の廃棄家電のリサイクル量は前年比で14.83%増加し、うち規範化した方式で解体されたものは同20%増加しました。また2024年、全国の廃棄電気電子製品のリサイクル処理市場の規模は1500億元(約3兆1000億円)を突破しました。
中国が昨年、消費財の買い替えキャンペーンを推進して以来、廃棄された電子製品のリサイクル量と処理規模はいずれも著しい成長を実現し、技術レベルは絶えず向上しています。
データによりますと、中国では年間平均6~7億台の携帯電話が廃棄されます。これらの廃棄携帯電話のうち、正規のルートでリサイクル・処理されていたものは一部だけで、ほとんどは放置されたり廃棄されたりしていました。しかし、2024年に買い替え政策が実施されて以来、全国では人々がリサイクルに前向きになり、特に携帯電話リサイクルの場合、今年1~2月は前年同期比で倍増しました。特に携帯電話の処理能力が著しく向上し、リサイクル企業1社だけで1日当たり8万台以上の携帯電話を処理することができ、携帯電話の使用寿命が大幅に延長しました。これにより毎年約1万7000トンの炭素排出削減を実現でき、この削減量は約155万本の植樹に相当します。
一方、廃棄された携帯電話は、回収から物流輸送、選別や分解、炉に入れて溶融するまで、全過程を追跡するデータがあり、消費者は専用のアプリケーションで廃棄した携帯電話の安全なリサイクルの全過程を見ることができ、電子チップも溶融されて利用可能な資源になります。(提供/CRI)