中国メディアの南風窓によると、中国で新人俳優や俳優の卵を狙った詐欺が相次いでいる。
2月末には、中国伝媒大学(北京市)の女子学生が、偽のショートドラマのカメラテストに合格し、撮影に誘われて陝西省西安市に到着した後、行方が分からなくなるということがあった。
その後、SNS上で女性が行方不明になったとする情報が拡散したため、相手側はプレッシャーに耐えられなくなったのか、女性を鉄道駅まで連れて行って解放した。家族らから通報を受けていた警察が女性の位置を特定し、女性を保護したという。
記事は「2024年以降、多くの新人俳優がこの女性と同様のわなに陥っている」とし、その一例として、24年10月に陝西省渭南市で、ショートドラマの俳優を募集しているとだまされて集められ、実際はマルチ商法に関与させられていた十数人が警察に保護された事件を紹介した。(翻訳・編集/柳川)