中国が自主開発した大口径シールドマシン「滄淵号」が11日、深さ30メートルの発進立坑(はっしんたてこう)の底部に達し、「海太長江トンネル」左線シールド工事の掘削作業開始のために堅固な基礎を築きました。「滄淵号」のカッターヘッドの重量は481.5トンに達しています。
「海太長江トンネル」は長江の河口地域に位置し、北端は南通市海門区、南端は蘇州市傘下の太倉市です。トンネルの総延長は39.07キロで、うちシールドトンネル区間は9327メートルに達し、工事環境は複雑です。最大埋設深さは約75メートルで、現時点で世界最長の道路用水中シールドトンネルとされています。
工事関係者によると、同トンネルは双方向6車線の設計基準を採用し、設計時速は100キロで、2028年に基本的に完成する予定です。右線ルートはすでに長江の横断作業を始めています。シールドマシン「江海号」が今年4月9日に作業を開始して以来、すでに200メートル以上が掘削されています。
今回投入された「滄淵号」は、左線の長江横断掘削任務を担当します。「滄淵号」は掘削直径が16.66メートル、全長176メートル、総重量5650トン以上です。(提供/CRI)