中国東北部の遼寧省の大連税関傘下の大連郵便局税関はこのほど、輸入郵便物の検査の過程で、生きたベネズエラサンタイガー504匹を差し押さえました。
大連郵便局税関の職員が輸入郵便物を検査していたところ、「書籍、折り紙、美術品等」として申告された小包に、申告重量および内容物の種類が一致しないといった不審な点を見出しました。
中国では近年、「エキゾチックペット」市場が拡大しており、流行を追い新たな潮流を求める愛好家が外来種の飼育に関心を示すケースが増加しています。これらの外来生物が自然界に逃げ出したり遺棄された場合、環境中に天敵がいないために急速に増殖し、生態系に重大な脅威を与える恐れがあります。攻撃性や強い毒性を持つ種、あるいは病原菌体を媒介する恐れのある生物は特に、国民の生命の安全にも影響を及ぼす可能性があります。
税関関係者は「中華人民共和国携帯・郵送輸入禁止動植物及その製品リスト」の定めに基づき、犬と猫を除く全ての生きている動物の持ち込みと郵送を禁止していると改めて強調しました。(提供/CRI)