BMW中国が純電気自動車(BEV)の将来販売予測を見直し、市場での価格崩壊を防ぐため戦略を大幅に調整したと報じられました。
この見直しには、現在販売中のBMWおよびMINIブランドのBEVだけでなく、2026年に投入予定の「新世代」BEVも含まれます。
BMWはすでに2024年から販売見込みの段階的な引き下げを始めており、サプライヤー側もある程度の調整を想定していたものの、今回の見直しは過去最大規模となりました。特に2024年後半から2025年第1四半期にかけて、大幅な修正がおこなわれています。
BMWの新世代製品ラインの責任者であるマイク・ライヒェルト博士は、「新世代」とは今後10年間にわたるBMWの中核となる技術基盤であり、今後2年以内に6車種の新型BEVを投入すると説明しました。
また、2025年の上海モーターショーでは、中国市場専用の新世代モデル「iX3L」が発表されました。iX3Lは中国向けにホイールベースを延長した特別仕様で、2026年に瀋陽工場で生産が開始されます。
これらの動きは、BMW中国が市場変化に柔軟かつ迅速に対応し、長期的な成長を見据えてBEV戦略を進化させていることを示しています。(提供/CRI)