ユネスコ世界ジオパークのライセンス特別授与式が北京時間2日午後4時から、フランス・パリのユネスコ本部で行われました。式では、中国青海省のカンブラ世界ジオパークにライセンスが授与されました。

青海省のカンブラ世界ジオパークは今年4月、正式にユネスコ世界ジオパークに認定されました。これは、中国国内で認定されたユネスコ世界ジオパークとしては48番目であり、青海省内のユネスコ世界ジオパークとしては昆崙山世界ジオパークに続いて2番目となるとともに、青海省内で7番目の「世界レベル」の称号を有する自然保護地となります。

中国青海のカンブラ世界ジオパークにユネスコ世界ジオパークの正式ライセンス授与

カンブラ世界ジオパークは青海省黄南チベット族自治州に位置し、総面積は3149.34平方キロメートルに及びます。同パークには、三畳紀からジュラ紀にかけての地層構造とインドシナ期・燕山期のマグマ活動の記録が完全に残されています。科学者らはここでチベット高原の隆起と古代の海洋消失の重要な証拠を見つけることに成功しており、「海から陸地への変化の生き証人」と呼ばれています。カンブラでは、赤色の山脈が朝日の中で輝きを見せる丹霞地形はまるで太古の巨匠が丹念に彫った作品群、黄河の流れはあたかも1本の翡翠のリボンのようで、青い水に囲まれた赤い山の独特な景観が形成されており、人々からは「高原上の美しい水墨画」と呼ばれています。(提供/CRI)

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