シンガポールのフィンテック企業であるYouTrip(ユートリップ)が発表した最新調査データによると、旅行費用の手頃さに加え、文化、美食、ショッピング体験の魅力が増していることから、今年6月に中国を訪れたシンガポール人観光客数は前年同月より58%も急増し、中国が日本を抜いて、シンガポール人の旅行目的地の第1位となりました。
シンガポールのビジネス誌「Singapore Business Review」の最近の報道によると、シンガポール人の80%以上がアジア域内旅行を好み、その中でも中国、日本、韓国、タイなどの目的地が主流を占めています。
今年3月のシンガポール旅行業協会(NATAS)の旅行フェアでは、中国ツアーが最売れ筋商品となりました。シンガポール紙『聯合早報』の報道によれば、旅行会社CTC Travelの陳斌社長は会場で、「日本、トルコ、ニュージーランドなども人気だが、中国ツアーの売れ行きが最も好調で、売上全体の3割を占めた」と述べました。陳社長によると、シンガポールドルが堅調なことに加え、シンガポールと中国の相互ビザ免除などの利点が追い風となっているということです。(提供/CRI)