中国の王毅外交部長は10日、マレーシアの首都クアラルンプールでロシアのラブロフ外相と会談しました。
王外交部長は会談で、「アジア太平洋は発展の重要な地域で、協力の拠点であり、中ロ両国共通の周辺地域でもある。
ラブロフ外相は、「ロシアと中国はASEANが地域協力で中心的な役割を果たすことを支持しており、アジア太平洋地域の平和と安定の維持に取り組み、一部の大国が本地域で分裂を招き、対抗を煽ることに警戒しなければならない」と述べました。
双方はまた、イラン核問題について意見を交わし、ラブロフ外相はロシア側の立場と見解を紹介しました。王外交部長は、「武力行使は平和をもたらさず、圧力をかけても問題は解決できない。対話と交渉こそ根本的な解決の道だ。中国はイランが核兵器の開発を追求しないとするコミットメントを重視する一方、イランが『核拡散防止条約』の締約国として原子力を平和利用する権利も尊重している。中国とロシアは戦略的な協力を強化して、イラン核問題の政治的かつ外交的な解決プロセスを進めるべきだ」と述べました。(提供/CRI)