2025年7月11日、韓国・世界日報によると、サルモネラ菌、力ンピロバクター菌による食中毒の患者が増えている。
疾病管理庁によると、全国の200床以上の病院級医療機関210カ所を対象とする腸管感染症の標本監視の結果、6月第1週には66人だったサルモネラ感染症患者が同月第4週には127人と、92.4%の大幅増を記録した。
サルモネラ感染症は、長時間常温に放置した卵液を摂取する、サルモネラ菌に汚染された卵を触ったあと手を洗わずに食材を準備する、などで感染する。カンピロバクター感染症は生焼けの肉類、非殺菌乳製品や菌に汚染されたものを食べると感染する。腹痛、嘔吐、発熱、下痢などの症状が現れる。
また、全数監視の結果では、腸出血性大腸菌感染症は今年6月までに133人が感染しているが、前年同期(102人)より30.4%多かった。
ビブリオ敗血症は今年5月10日に1人目の患者が、その後、2人の患者が発生した。
疾病管理庁のチ・ヨンミ庁長は「今年の夏は平年より気温が高いと予想されるため、長官感染症予防に格別の注意を払う必要がある」とコメントしている。
食品安全医薬品安全処は、参鶏湯(サムゲタン)や冷麺などの専門店、ビール専門チェーン店、卵を材料に使う飲食店約3700カ所を対象に点検を行うとしている。特にキンパ(のりまき)、トーストなど卵を用いる料理を出す店を重点的に点検する方針だという。関係者は「割れた卵やキンパやトーストに使っても気付くことが難しいので、注意してもらいたい」と話している。現行法上、割れた卵の流通と調理はどちらも違法行為だという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「キンパとラーメンを買って食べたら腸炎になったことがある。