天津市で初の海外産地直仕入れ・直送の海上輸送によるエチオピア産コーヒー豆が7月16日、天津港東疆保税区で開封され、天津港経由で輸入される優良商品のラインナップがまた一つ増えました。これまでに導入されたチェリー、ブルーベリー、ドリアン、パイナップルなどの果物に続く新たな特産品となります。
関係者によると、効率を最大限に高めるため、港湾の集散地としての強みを活かして国内市場のニーズと供給先との的確なマッチングを実現し、海外産地からの直送海上輸送を採用することで中間の販売・流通プロセスを省き、港に到着後すぐに市場に流通するシステムを実現しました。すでに半数以上のコーヒー豆が事前予約されています。
紹介によれば、近年、中国のコーヒー消費市場は急速に拡大しており、天津だけでもコーヒー店は約2000店あり、市場の需要は非常に旺盛です。一方、エチオピア産コーヒー豆の年間生産量は現在60万トンで、さらに増加する傾向にあります。今回輸入されたコーヒー豆はエチオピアのカッファ地方原産の品種で、同地方は約5000種類のコーヒーが自生・栽培されていることから、「天然のコーヒー品種博物館」と呼ばれています。高品質のエチオピア産コーヒーの輸入により、中国消費者の選択肢がより広がる見込みです。(提供/CRI)