中国国家鉄路集団によると、今年上半期に全国の鉄道が輸送した旅客数は前年同期比6.7%増の延べ22億4000万人で、同期として過去最多でした。

鉄道当局は上半期、高速鉄道と在来線の資源を統一的に活用して旅客輸送能力を向上させ続けました。

全国の鉄道では前年同期比7.5%増の1日平均1万1183本の旅客列車が運行されました。中でもメーデー当日の5月1日には1日の乗客数が単日として過去の延べ2311万9000人に達しました。

中国大陸部の内外を結ぶ鉄道輸送では広州・深セン・香港高速鉄道が上半期に、前年同期比16.1%増の延べ1503万3000人を輸送し、ラオス・中国鉄道は同19.1%増の13万9000人を輸送しました。鉄道当局は、中国政府によるトランジットビザの緩和政策に対応して、外国人旅客の利便性向上に努めています。そのことも奏功し、上半期における外国人旅客の鉄道利用は前年同期比30.1%増の914万8000人に達しました。

鉄道当局はまた、「パンダ特別列車」「京和号」「大河之南号」「斉魯1号」といった高齢者の利用にも対応した観光列車を導入して旅客に質のより高い旅行体験を提供しています。上半期には全国で前年同期比23.2%増の計972本の観光列車が運行されました。このことは、観光経済やシニア市場の活性化にも貢献しました。(提供/CRI)

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