神舟20号の乗組員は8月15日、3回目の船外活動を無事完了しました。今回のミッションで陳冬宇宙飛行士が着用した「宇宙ステーション船外活動服B型」は、すでに累計20回の船外活動を支援し、中国宇宙ステーションで初めて「4年20回」という設計寿命延長目標を達成しました。

この装備はこれまで8回の有人飛行任務で宇宙飛行士11人が使用しており、動的な精密評価を通じて状態が安定かつ良好であることが確認されており、宇宙服の実用性能向上と宇宙ステーションの常態化された船外活動任務に堅固な支えを提供しています。

宇宙飛行士の安全かつ効率的な船外活動を支援する核心的な装備として、宇宙ステーション船外活動服は機能と性能が全面的に大幅向上しています。中国の第1世代の船外服と比べ、長寿命化、高い安全信頼性、効率的な作業支援などの重要技術を突破しました。

この船外服は、中国が初めて軌道上で寿命評価を実施し、延長使用された宇宙飛行製品となりました。2024年初頭までに、軌道上の船外服は3年15回の設計寿命指標の限界に近づいていました。残存寿命を正確に評価するため、研究チームは科学的な寿命評価、健全なモニタリングプラン、軌道上検査方法を策定しました。軌道上と地上試験データの詳細分析に加え、材料レベルから製品レベルまで大量の検証試験を実施し、船外服の軌道上における健全性と寿命延長に関する動的精密評価を実現しました。これにより、船外服は設計寿命を超えても安全で信頼性の高い使用が可能であることを確保しました。(提供/CRI)

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