中国のアートトイブランド「POPMART(ポップマート)」は8月28日午後10時、LABUBU(ラブブ)でおなじみの「THEMONSTERS」シリーズの新商品「THEMONSTERPINFORLOVEシリーズぬいぐるみペンダント」を発表。発売されると、購入者が殺到したほか、「labubu」のハッシュタグが付いたトピックが、微博(ウェイボー)の検索トップに躍り出た。
ラブブのファンは「手に入れた友達がたくさんいる。発売開始と同時に箱買いできた」とし、「ラブブのペンダントを手に入れた友達は少なくない。皆嬉しそうに各プラットフォームで購入できたことを示すスクリーンショットをアップしている」と話す。

ラブブの新作が爆発的な人気となるのは、珍しいケースではない。ポップマートのぬいぐるみ「星星人(TwinkleTwinkle)」を含むIP新作はいずれも、市場で大きな反響を呼んでいる。

発表されたばかりの今年の半期報告を見ると「POPMART」の人気IPは、ラブブだけではない。全体に占める割合を見ると、ラブブを筆頭とするTHEMONSTERSシリーズは3割にすぎず、同シリーズにはZIMOMOやMOKOKOなども含まれている。
では、「ラブブ」に続いて爆発的大ヒットになるのはどのキャラクターだろうか?外部でもさまざまな声が上がっているが、売れ行きを見ると、ラブブ以外ではHACIPUPUとCRYBABYの伸びが最も大きくなっており、前年同期比でそれぞれ249.6%増と248.7%増になっている。この2種類のキャラクターは、2022年から「POPMART」と提携し、今では、爆発的な伸びを見せている。

ある業界関係者は、「業界の十数年の蓄積を経て、『POPMART』はすでに成熟したIP運営プラットフォームへと成長した。IPはコピーすることができず、柔軟な発想という面で、ハードルが高い。
今年上半期、「POPMART」の売上高は前年同期比204.4%増の138億8000万元(約2845億4000万円)に達した。調整後純利益は前年同期比362.8%増の47億1000万元だった。これは半年間の売り上げと純利益がいずれも2024年通年を超えたことになる。「POPMART」の王寧(ワン・ニン)董事長兼CEOは業績発表会で、「今年の年間売上高は300億元(約6150億円)を超えるだろう」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)