中国・浙江省杭州市の飲食店が販売している1杯4万5000円の麺が話題だ。中国メディアの極目新聞が2日に伝えた。

同店は過去に1杯558元(約1万1500円)の麺を販売して話題になったが、最近では新たに1888元(約3万9000円)、2188元(約4万5000円)、2208元(約4万6000円)の高額料理をメニューに追加し、注目を集めている。

記事によると、2208元の麺の具材は、玉ねぎ、トマト、キャビア、ウナギ、赤エビ、小ぶりのアワビなど。2188元の麺にはトマトが入っていない。SNS上では「高すぎる」と批判的な声がある一方、「食べたい人はいると思う」との意見も出るなど賛否が割れた。

店主の呉(ウー)さんによると、今年8月下旬にこの高額メニューの販売を開始したが、2188元の麺は半月足らずで十数杯を売り上げた。1888元と2208元の麺はまだ注文がないという。

呉さんは「高額メニューでいくら注目を集めても、肝心なのはお客さんが食べに来てくれること。自分の店の客層はよく理解している。新メニューを出せば必ず食べてくれるお客さんはいる」と語った。料理の技術と味には自信があるといい、「多くの常連客がいるのはみんなが他店よりおいしいと感じているから」と強気だ。

中国のネットユーザーからは「また注目を集めようとして」「こんなの詐欺だろう」「バカがだまされる」「価格を明示していれば問題ない。ただ、見た目は大しておいしくなさそう」「金持ちが気まぐれに食べる物」「麺に金を払うのではなく、メンツに金を払うんだ」「店には価格を設定する権利があるし、消費者にも選ぶ権利がある。

売り手と買い手がいるなら何の問題もない」といったコメントが寄せられた。(翻訳・編集/北田)

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