2025年9月4日、中国のポータルサイト・捜狐に「『名探偵コナン』が赤井務武編へ突入か?羽田康晴が重要キャラクターに」と題した記事が掲載された。

記事はまず、「『名探偵コナン』には、非常に強力な家族が数多く登場する。

例えば赤井家はFBIやMI6のメンバー、将棋の名人までもがそろう人材の宝庫である。また、工藤家も負けてはいない。新一(しんいち)の父・優作(ゆうさく)は世界的推理小説家、母・有希子(ゆきこ)は大女優、さらに優作の兄弟である黒羽盗一(くろばとういち)は世界的なマジシャンであり、初代怪盗キッドでもある。その中で登場回数こそ少ないものの、非常に注目すべき家族が存在する。筆者は彼らを『作中でもっとも過小評価されている家族』だと考えている。それは物語の本筋を大きく前進させる役割を果たしている羽田家である」と言及した。

続けて、「羽田家の主要メンバーは、将棋の四冠王である羽田浩司(はねだこうじ)と父・康晴(やすはる)である。浩司には、義兄弟である秀吉(しゅうきち)や恋人同士であっただろう若狭留美(わかさるみ)がいる。また、康晴は大富豪で、赤井務武(あかいつとむ)とメアリー・世良(せら)夫妻とは友人関係にあり、大岡家とも深い関わりを持っている」と説明した。

その上で、「作中で呼吸器をつけた謎の老人が登場したことがあるが、彼が高級車に乗っていたことから、その正体は大富豪の康晴だと予想できる。また、彼は警察を憎むような発言をしている。息子の浩司が殺害されたにも関わらず、犯人であるラムはいまだに捕まっていないため、康晴が警察に不満を持つのも当然だろう」と述べた。

さらに、「彼は幼児化したメアリーを見て『まるで夢を見ているようじゃわい』と発言しているが、これは明らかにメアリーの正体を知っていることを示している。康晴が務武やメアリー夫妻と友人関係にあり、メアリーと娘の真純(ますみ)に長らく支援をしていることから、メアリーが幼児化した事情を把握していた可能性は高い。年齢的に見ても、53歳のメアリーと、もし生存していれば45歳である浩司はほぼ同世代。康晴が幼い頃のメアリーを知っていたとしても不思議ではないのだ」と論じた。

そして、「ラム編が終了した後、物語は『赤井務武編』に突入すると予想されるが、その際は康晴が極めて重要な役割を果たすだろう。なぜなら務武が失踪したのは、羽田浩司殺害事件の調査中であったからである。今後康晴がどのような活躍を見せるのか、期待して待ちたい」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

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