フランス中部のロワール=エ=シェール県にあるボーバル動物園は現地時間9月22日、同園で13年間飼育されてきた人気のジャイアントパンダの「ホワンホワン(歓歓)」と「ユエンザイ(円仔)」を今年11月に中国に戻すと発表しました。

同園のロドルフ・ドロール園長はメディアに対して22日、予定より早い帰国は中国側の関連部門との協議を経て共同で決定したと説明しました。

メスの「ホワンホワン」が腎機能不全と診断されたため、より適切な治療とケアを受けるために中国に戻す必要があるとのことです。ドロール園長は、「ホワンホワンは健康問題を抱えているが、良好な食欲と正常な行動状態を保っている」と付け加えました。

「ホワンホワン」と「ユエンザイ」は2012年にフランスに到着し、同国で初めて長期飼育されるジャイアントパンダになりました。そして、ボーバル動物園の大人気の「スター動物」として、広く市民に愛されてきました。今回の帰国は、この人気パンダがフランスの動物園を去ることを意味するだけでなく、中国とフランスのパンダの保護と研究協力の新たな段階の始まりを示すものでもあります。(提供/CRI)

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