広西チワン族自治区南寧市で開催された第22回中国-東南アジア諸国連合ASEAN)博覧会が21日に閉幕した。会期中に調印された経済貿易プロジェクトは500件を超え、中でも新興分野のプロジェクト協力が注目を集めた。

今回の博覧会には60カ国から企業3200社以上が出展。21日14時現在、来場者数は累計延べ22万1000人に達し、過去最高を更新した。

今回の博覧会ではハイテク分野の展示品の割合が大幅に増加し、そのうち人工知能(AI)製品やAI技術を取り入れた製品の割合が50%を超えた。初めて設置されたAI専門会場には約1200点の展示品が並び、これには約20点の大規模AIモデル、60点のスマートロボット、230点のデジタルサービスプラットフォーム・システム、520点のAIデバイスなどが含まれていた。統計によると、会期中に調印された経済貿易プロジェクトは500件を超え、AIがさまざまな産業・業界にエネルギーを付与する「AI+」プロジェクトは44件を数えた。

また、今回の博覧会では、中国-ASEAN自由貿易区(ACFTA)のアップグレード版である中国-ASEAN自由貿易区3.0(ACFTA3.0)が間もなく調印されるという新たな情勢を踏まえ、博覧会の青書「中国-ASEAN経済貿易協力見通し報告2025-2026」が発表されたほか、中国-ASEAN「シルクロード電子商取引」開放協力テーマPRイベントなど一連の経済貿易促進イベントも行われた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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