中国船舶集団傘下の広船国際(GSI)が11月11日に発表したところでは、同社と中船貿易(CSTC)が共同で建造した8600台の自動車を積載可能で、2種類の燃料で航行できる自動車運搬船の新たな1隻が広州市南沙区で命名され、引き渡し式が行われました。

同船は全長200メートル、幅38メートル、設計喫水9.2メートル、設計速力19ノットで、LNGとガソリンのデュアル燃料推進システムを採用しています。

国際海事機関(IMO)のNOₓ TierⅢの排出基準を満たし、環境に優しく、エネルギー効率、安全性、信頼性の高さ等の優れた特長を備えています。船内には先進的なスマート船舶システムが搭載されており、船舶の航行、機関室、貨物などのインテリジェント管理を行うことで、船舶の運航効率と安全性を効果的に高めています。同時に、船体形状の最適化、プロペラ整流カバー、メインエンジン排気廃熱回収システムなど、複数の省エネ・排出削減技術を採用し、船舶のエネルギー消費と排出量をさらに低減しています。

情報によりますと、GSIは累計で約40隻の自動車運搬船を受注しており、現在までに23隻の建造・引き渡しを成功裏に終え、世界の自動車貿易向けに16万9000台分の輸送スペースを提供しています。(提供/CRI)

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