中国外交部の毛寧(マオ・ニン)報道官は19日、中国政府が日本産水産物の輸入停止を日本側に通達したことについてコメントした。

毛氏は同日の定例会見で記者から本件に関する質問を受けた際、「私の理解では、日本側は以前、中国向け水産物の監督管理責任を履行し、製品の品質安全を保障することを約束していた。

これは日本産水産物が中国へ輸出されるための前提条件である。しかし現在、日本側は約束した技術資料を提供できていない」と措置の理由を説明した。

その上で、「最近、日本の首相である高市早苗氏が倒行逆施(道理に逆らった行動をすること)をし、台湾などの重大問題で誤った言論を発し、中国の人々の強烈な公憤を引き起こした。現在の情勢下では、たとえ日本産水産物が中国へ輸出されたとしても、市場など存在しない」と強調した。

中国のネットユーザーからは「その通り。輸出されたとしても市場などない」「前半の理由(資料の提供)は不要。後半の理由で十分」「そもそも輸入を再開すべきでなかった」「核汚染された海鮮など誰が食べるか。検査で問題なかったとしても、俺はごめんだ」「上海に大量にある日本料理店は、看板を掛け替えなくてはな」「日本産が輸入されないと分かって、やっと安心して海鮮が食べられる」「制裁を支持する。次はレアアースだ」といった声が殺到した。

一方で、一部のユーザーからは「(日本産水産物は)普通の人には高くて手が出ないからな」「買わないんじゃなくて高くて買えないだけ。そうでなきゃ買ってる。北海道の魚が大好き」「水産物は汚染や品質や健康と全く関係ない、ただの政治の道具だった」といったコメントも寄せられている。

(翻訳・編集/北田)

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