2025年11月25日、台湾メディア・自由時報は、日本旅行から戻って来た台湾人観光客で発熱する人が相次いでおり、主にインフルエンザによるものであると報じた。

記事は、台湾で9~10月にインフルエンザが流行したのに続き、日本でも現在インフルエンザが流行し始めており、クリスマス前後でピークに達する見込みであるという台湾疾病管制署の見解を紹介した。

そして、台中市の小児科医、施勝桓(シー・ションフアン)氏が、現在のインフルエンザの症状は主に高熱、悪寒、倦怠感、筋肉痛の四つであり、こうした症状で迅速検査を受けた患者の半数がインフルエンザと診断されたと紹介するとともに、ここ2週間で日本から台湾に戻った多くの人が入国時に高熱を検知されたり、帰国後にインフルエンザのような症状で受診したりするケースが確かに増えていると指摘したことを伝えている。

記事はまた、今シーズ流行しているのはここ数年流行していなかったA型インフルエンザのH3N2株であり、感染ピーク期には患者の数が多くなることが見込まれる一方で、ワクチン接種率が高いことから、今年年初に1週間で19万人以上の患者が出たような深刻な状況には至らないという疾病管制署の予測を紹介した。(編集・翻訳/川尻)

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