2025年11月25日、台湾版Yahoo!のYahoo奇摩は、テレビアニメ「ワンパンマン」第3期で「6本指」が描かれる作画ミスに批判が殺到していると報じた。

記事は、「『ワンパンマン』第3期の放送開始以降、『どの話で予算が投入された作画が見られるのか』と期待する視聴者も多かったが、視聴を重ねるほどに多くの問題点が浮き彫りになっていった。

そして最新話・第7話においては、戦闘シーンの主将ミズキが『6本指」で描かれる明らかな作画ミスが指摘された」と述べた。

そして、「これについて一部の視聴者は、人工知能(AI)を使用し、検閲や修正を行わなかった可能性を疑っている。しかし、AIを使用しているなら、これまで散見された静止画の多用や不自然に省略されたカットが発生するだろうか。ほかにも、口が指で分断されていたり、胸の形が不自然であったりする場面も見受けられるため、かえってAIの使用を信じがたい状況だ」と論じた。

また、「そもそも『ワンパンマン』第3期には非常に高い期待が寄せられていたからこそ、毎回このような厳しい検証の対象となり、同時期に放送されている『僕のヒーローアカデミア FINAL SEASON』との評価比較にも持ち出されているのである」と説明した。

その上で、「前者は世界最大級の映像情報サイト・IMDbで10点満点中9.9点を獲得しているのに対し、『ワンパンマン』第3期はわずか1.4点という悲惨な状況にある。また、米映画批評サイト・Rotten Tomatoes(ロッテントマト)のオーディエンススコアもすでに5%まで落ち込んでいる」とした。

これに台湾のネットユーザーからは、「もしかして中学生に作らせたのかな」「AIのほうが彼らより上手く描けるレベルだよ」「10年後には、6本指がアニメの良し悪しを測る指標の一つになるかもしれないね」「もうギャグ漫画として見てるよ。第1期のピークはもう戻らないし、6年待ってこれかよって感じ」との厳しい意見が寄せられた。

また、「描けば描くほどひどくなっていく」「これが『全力を尽くして作ったもの』っていうやつなの?」「最初から期待はしてなかったけど、まさかここまでひどいとは思わなかった」「今回のはもう『ミスかどうか』の問題じゃない。6本指に草原の平行移動…こんなアニメにしてしまったら批判されるのは当然だよ」との批判的な声も挙がった。

一方で、「うわ、細かく見てるね」「6本指のシーンはスピード感のあるカットだから、スローモーションにしたり意識して見ないと気づきにくい(少なくとも自分が見たときはそんなに目立たなかったし、ネットで誰かが指摘して初めて知った)」とのコメントも見られた。

(翻訳・編集/岩田)

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