中国のSNS・小紅書(RED)に「日中関係はアニメに影響を及ぼすのだろうか」との投稿があり、ネットユーザーからさまざまな意見が寄せられている。

投稿者は「日中関係はアニメに影響を及ぼすのだろうか。

アニメが更新されなくなることはないのだろうか。もともと私はよくアニメを見ていて、両親も特に何も言わなかった。しかし日中関係が緊迫してしまったことで、両親から『日中関係がこんなに緊張しているなら、戦争に発展することもあるかもしれない。日本のアニメなんて見ていたらダメになる』と言われ、視聴を止められるようになった。こうして二次元を愛する1人の少女の心はそっと砕けてしまった」とつづった。

これにネットユーザーからも「もし更新されなくなったら発狂するわ」「漫画まで規制されることはないよね?まだ読み終わってない作品たくさんあるのに。二次元まで巻き込まないでほしい」「中国で公開されなくなった日本のアニメ映画もあるし、私もすごく不安。今追ってるアニメは戦争がテーマで内容もかなり攻めてるんだけど、来年2期が始まるんだよね。どうか何事もありませんように」と心配する声が上がり、「安心して。国は『二次元』がどれだけ金になるかちゃんと知ってるから」「ありえないよ。中国でも日本アニメ関連のグッズを大量に作ってるし、本当に禁止したら『グッズ経済』にも影響が出る。国は経済にマイナスなことはしないでしょ」との意見が寄せられた。

一方で、「影響は出るよ。他の作品を見てみれば?中国にも良い作品はいっぱいあるし」「今は中国アニメが推されてて、中国の動画プラットフォーム・ビリビリ(bilibili)のアニメ欄はほぼ全部中国アニメ。新しい日本アニメが前みたいに簡単に見つからなくなった気がする」と指摘する声や「適当にサイト探せばどこでも見られるって」「更新されないならされないでいいでしょ。昔みたいに(海賊版を)見ればいいだけだし」との楽観的なコメントも見られた。

また、「大丈夫だよ、そんなに緊張しないで。政治と生活は分けて考えよう」「見たいなら見ればいいよ、ただの趣味なんだから。立場さえしっかりしてれば問題なし」「芸術に国境なんてないよ。中国を侮辱するような発言さえしなければ普通に見ていいじゃん」「中韓関係が悪かった時だって韓流ドラマ見る人は普通にいたじゃん。人気が落ちただけで」と投稿者を擁護するコメントが集まった。

このほか、「もし君の両親が『アニメは君をダメにする』と思ってるなら、まず『なぜ好きなのか』を説明してみな。アニメは真・善・美があるから好きなんだって。外国崇拝じゃなくて、多様性を受け入れるだけだよって。

それでも通じないなら、もう自分で考えた方がいい。親との認識の差が大きいこともある(経験者より)」との助言も寄せられた。(翻訳・編集/岩田)

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