中国工程院は12月30日に北京で「2025年中国製造強国発展指数報告」を発表した。それによると、2024年には中国の製造強国発展指数がドイツおよび日本と同じ水準に達し、各個別指数の数値が上がり、中国は世界の製造強国の第2グループに入った。

また、中国の世界最大の製造大国としての地位がますます強固なものになった。

中国は製造強国建設の「第一段階」戦略目標を達成し、米国、ドイツ、日本に次いで4番目にグローバル製造強国の仲間入りをした国となり、グローバル製造業は「米国が引き続きトップを走り、ドイツ・中国・日本が競い合いながら肩を並べて進む」新たな局面に入った。

同報告書の総括によると、2024年の中国製造業には主に次の三つの特徴が見られた。

(1)中国製造強国発展指数を構成する各個別指数のうち、イノベーション発展指数の伸びが初めて首位になった。

(2)品質効果指数が前年の好調な勢いを継続し、その全体的な伸びは報告書に取り上げられた9カ国の中で2位だった。

(3)製造業の輸出が世界輸出全体に占める割合が回復・上昇を実現し、規模発展指数は23年以降の低下局面に歯止めがかかった。

全体として見ると、24年の中国はイノベーションを根本的な原動力とし、世界一の製造大国の地位を引き続き固めつつ、製造業の質の高い発展を着実に推進し、その効果が現れてきている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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