中国メディアの環球時報は8日、「健全で安定した中韓関係はもはや任意ではなく必然の選択」とする香港メディア、Dimsum Dailyの記事を紹介した。

記事はまず、「韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領による初の国賓としての中国訪問と、それに伴う政治・経済界の幅広い関与は、北東アジアの未来を再構築する上で極めて重要な瞬間を象徴している。

両国は、健全で安定した中韓関係はぜいたく品ではなく、両国にとって繁栄や安全保障、長期的な戦略的重要性を支える根本的な基盤なのだと、明確な現実認識に基づいて行動している」とした。

そして、「両国の経済は深く絡み合っており、産業の強みは対立的ではなく補完的だ。両国の国民、特に若い世代は、中国と韓国のブランドや文化、技術が同じ日常のエコシステムの一部となっている世界に慣れ親しんでいる。したがって、問題は北京とソウルが協力すべきかどうかではなく、両国がいかに迅速かつ大胆に、共通の利益の重みに見合ったレベルまで協力を高められるかだ」とした。

記事によると、李大統領が就任後の比較的早い時期に、しかも国際競争が激化し、どちら側につくかの選択を迫られる中で中国を訪問する決断をしたことは、その戦略的成熟度を如実に示していて、中国との関係を韓国の外交政策の最前線に復帰させた。中国は、友好的な協力の方向性と互恵・ウィンウィンの原則を堅持するという姿勢を明確に表明した。韓国も、相違点を脇に置いて共通点を模索し、戦略的協力パートナーシップを深化させる用意があると表明した。これは単なる言葉だけのものではない。関係が外部の思惑によって歪められたり、方向転換させられたりすれば、双方が大きな代償を払うことになるという共通の認識を反映している。

記事は、韓国について、政治が枠組みを定めるならば、ビジネスはそれを実証するとし、李大統領率いる訪中団に約200人の韓国企業のリーダーが参加したことは象徴的なものではなく、合理的な計算がどこを指し示しているかを示すバロメーターだと指摘。韓国の産業界の先駆者らはその未来を中国と分かちがたく結び付けていて、中国の市場規模や充実したサプライチェーン、イノベーション能力に依存した工場や研究センターを構築してきたとした。

中国については、半導体や電池、ディスプレー、先進製造業における韓国の優れた技術力から恩恵を受けているとした。

そして「多くの韓国企業にとって、中国は重要な生産拠点であると同時に、かけがえのない市場でもある」とし、「グローバルサプライチェーンの脆弱性と保護主義の激化が進む現代において、彼らのメッセージは明白だ。彼らは予測可能性や開放性、北京との安定した協力体制を求めている。中国との建設的で予測可能な関係は、韓国が国際舞台における自らの行動余地を拡大するための確実な方法の一つだ」とした。(翻訳・編集/柳川)

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