2026年2月1日、中国メディアの環球網は米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の報道を基に、「中国のサブカル商品はなぜクールになったのか?」と題した記事で分析を加えた。

記事は初めに、ニューヨークの「メイシーズ・サンクスギビング・デー・パレード」で、人気キャラクターのラブブ(LABUBU)が、他のさまざまなキャラクターと共に乗っている山車が登場したことに言及し、「大勢の見物人が、高さ16フィートの風船の、牙をむき出しにしたおもちゃのモンスターを載せた巨大な山車を写真に撮ろうとしていた。

ラブブは中国のトレンド玩具(潮流玩具)だ。中国のサブカルコンテンツが近年、海外で流行している縮図にも見える光景だ。ラブブの人気は過去1年間を見てもとどまることを知らず、多くの国際的なスターが関連商品を所有している様子をSNSで公開したり、ラブブの商品を買い集めるために、わざわざ中国を訪れる海外ファンもいる」と紹介した上で、「ラブブのような中国製サブカル商品のヒットが、中国の新たなイメージを世界に伝えている」とした。

次に、WSJの分析として、「米政府の貿易や外交政策の不確実性が増す背景の下で、米国のソフトパワーの魅力には暗い影が見えつつある。一方で、中国のサブカルコンテンツは、より市場に寄り添った娯楽寄りの手法で海外のファンを獲得し、中国が友好的で責任感のある大国であるとのイメージを強化するのを助けている」と指摘した。その上で、「トレンド玩具以外にも、アニメやゲームなどで中国は徐々に国際的な注目を集めつつある。25年に公開された映画『哪吒(ナタ)2』は、全米興行収入が20億ドル(約3117億円)を突破し、非ハリウッド制作のアニメとして初めての好成績を収めた。さらに、『西遊記』を題材としたアクションゲーム『黒神話:悟空』は、24年の販売開始後に高評価を得た。これと同時に、中国の地方政府は外国のインフルエンサーを中国に招待し、SNSを通じて、中国が伝統文化と現代的なインフラを兼ね備えている一面を発信している」と伝えた。

さらに記事は、「中国の文化的魅力の上昇は、現実味を帯びた影響を生みつつある。海外のゲームプレイヤーの中には、『黒神話:悟空』をきっかけに『西遊記』や関連映像作品に触れた人もいる。あるカナダのゲーム評論家は、このような体験を通じて、一つの国とその歴史や文化の背景に、より深いつながりと理解が生まれるとも指摘している」と述べた。

記事は最後に、「WSJから見れば軽妙なサブカルコンテンツであっても、それによって中国は、国際的により広範な人気や、経済・文化・国際情勢における影響力を高める機会を獲得しつつある」と指摘した。(翻訳・編集/原邦之)

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