中国共産党系と台湾の最大野党・国民党系の双方のシンクタンクが共催する「国共フォーラム」が3日、中国・北京で開かれた。国共フォーラムの開催は9年ぶり。

中国共産党側は台湾独立に反対する姿勢を示し、国民党側も同様に台湾独立に反対する立場を表明した。台湾メディアが伝えた。

国共フォーラムは2005年、当時の中国国家主席の胡錦濤氏と国民党主席(党首)連戦氏間の合意により始まり、06年から16年まで毎年開催された。旅行交流、産業交流・連携、環境の持続可能な発展をテーマに意見を交わすのが目的だ。

14年を除いては着実に開催されていたこのフォーラムは16年11月に開催されたのを最後に中断された。その後、台湾では民進党の政権が続き、台湾内の反中世論が高まったこともイベント中断の背景になった。

台湾・中央通信社によると、中国で対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)のトップ、宋濤主任は開幕式で、両岸(中国本土と台湾)が「一つの中国」で合意したとする「92年コンセンサス」を堅持し、台湾独立に反対する姿勢を示した。

宋氏は「国共両党は両岸関係の平和と発展を推進し、中華民族共通の故郷を守る上で、回避できない責任を負っている」と言及。両岸交流や発展に対する見解として「92年コンセンサス」堅持し、「台湾独立反対、両岸関係の発展の正確な方向性をしっかりと把握する」「台湾海峡の平和と安定を守る」―などを挙げた。

「台湾独立に反対」、中国共産党と台湾・国民党が9年ぶりに「国共フォーラム」開催
国共フォーラム

また、台湾独立分裂勢力や台湾独立の執行者、協力者、外部勢力を批判し、「手加減せず、容赦しない」と強調。台湾独立に関わる台湾の政党や団体、民衆に対し「歴史的に正しい一方にしっかりと立つ」よう呼び掛けた。

国共フォーラムには国民党からは蕭旭岑副主席(副党首)が専門家や学者ら40人と共に参加。

蕭氏は両岸は異なる体制下で発展してきたものの、両岸の人々は同じ中華民族に属し、いずれも「炎黄子孫」(伝説上の帝王、炎帝と黄帝の子孫)だと指摘。互いに助け合い、中華の振興に尽力すべきだと主張した。

その上で「両岸は今後、人々の福祉を最大の目標として、92年コンセンサスを堅持し、台湾独立に反対し、中華民族が全世界を前にして胸を張れるようにしていくべきだ」と語った。

蕭氏は4日、共産党序列4位とされる王滬寧・人民政治協商会議主席と北京の人民大会堂で面会。両氏は「両岸の人々には共通の血が流れている」との考えで一致したという。 (編集/日向)

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