ドイツのメルツ首相が24~26日の日程で中国を訪問する。ドイチェ・ベレの中国語版サイトによると、ドイツ商工会議所連合会(DIHK)のペーター・アドリアン会頭は、ドイツにとって最大の貿易相手国である中国でビジネスを行うリスクが増大する中、メルツ首相の訪中は「ちょうどよいタイミング」だと語った。
アドリアン氏はドイツ通信社(DPA)のインタビューで、中国が世界市場の多くの分野で影響力を拡大していることはドイツ企業にとってチャンスとなるとの認識を示した上で、「しかしそのチャンスは、政府の介入や不平等な競争環境といったリスクの増大によって相殺されている」とし、こうした中でメルツ首相の訪中は「ちょうどよいタイミング」だと語った。
アドリアン氏によると、中国はドイツ経済にとって極めて重要だが、市場環境は著しく変化している。ドイツ企業の中国市場での販売機会が大きく減少する一方で、中国からの輸入は増加している。ドイツは重要な原材料や中間製品の対中依存度が高いままで、既存の制限はサプライチェーンを危険にさらし、ドイツ企業にとって投資決定を困難にしている。
記事によると、ドイツ企業は中国市場におけるビジネス環境が悪化していると不満を漏らしている。中国政府は昨年、重要な原材料であるレアアース(希土類)の輸出を制限した。
アドリアン氏は「首相が北京でドイツ経済の利益を代表してくれることを期待している」とし、「貿易と投資における公平な競争環境の問題に加え、重要な原材料の輸出制限についても訪問中に解決する必要がある。輸出管理はルールに基づき、透明性が確保されなければならない」と述べた。
一方で、「中国市場は依然としてドイツ企業に大きなチャンスを提供している」とし、「それらには再生可能エネルギーや循環型経済、医療技術、大規模インフラプロジェクトが含まれる」とも述べた。(翻訳・編集/柳川)











