2026年2月27日、中国メディア・環球時報は、米メディアJing Dailyの記事を引用し、中国のZ世代がスポーツを通じて自己表現とコミュニティを融合させた新たな「第三の空間」を生み出していると報じた。

記事は、中国のZ世代がショッピングモールやナイトクラブといった従来の場に代わり、アイデンティティ・美意識・コミュニティが一体となった空間をスポーツに求めていると紹介。

サイクリングやランニングが単なる運動を超えて社交儀式として定着しつつあり、実体を伴うコミュニティ活動が自然発生的に広がっていると伝えた。

また、中国のSNS「小紅書(RED)」では「サイクリングスタイル」関連の投稿が累計閲覧数8億回を超えるなど、爆発的な注目を集めていることに言及。Z世代のユーザーが風景やテクニックだけでなくファッションを積極的に発信しており、サイクリングがこの世代にとって入念に作り上げられた自己表現の手段にもなっていると評した。

さらに、Z世代がフィットネスアプリやWeChat(微信)グループを通じて集団サイクリングイベントを企画している事例も紹介。単にサイクリングや5キロのソーシャルランを組織するだけでなく、社交や健康志向の集いとしても機能しており、運動がコミュニティ活動へと進化していると指摘した。

記事はこのほか、こうした変化がビジネスチャンスをも再定義していると分析。スポーツを通じたコミュニティ活動は、ブランドにとってデジタルでは再現できないリアルな顧客接点を構築するヒントとなり、ブランドが小売・カフェ文化・会員制の境界を曖昧にする空間やプログラムの設計に乗り出していると伝えた。

そして最後に、Z世代が求めているのは参加している実感があり、美意識が高く、自身の価値観と一致する空間だと結論づけている。(編集・翻訳/川尻)

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