世界的なテクノロジー系リサーチ企業のOmdiaが3月9日に発表した最新データによると、2025年の世界の人工知能(AI)メガネの出荷台数は870万台に達し、前年比322%と大幅に増加したことが分かりました。うち中国本土市場は世界のAIメガネ市場の10.9%を占めており、出荷台数は100万台近くに達し、米国に次ぐ世界第2の市場となっています。
中国国内市場を見ると、テック系サービス会社の北京洛数合図科技が発表した最新データでは、2025年のAIメガネ市場の販売台数は前年比211%増の145万4000台に達しています。
コンサルティングサービス会社・盤古智庫(北京)の上級研究員である余豊慧氏は取材に対し、「技術のモデルチェンジによる進展はAIメガネの販売台数の増加をけん引する核心的な原動力で、光学とハードウェアの分野では、光導波路とマイクロLEDの深い融合により、デバイスが『コンセプト製品』から日常的なウェアラブル製品へと急速に進化している」と説明しました。また、スマートインタラクションの面では、端末側ハードウェアの計算能力向上と消費電力の適正化により、リアルタイム音声翻訳、シーン画像認識、マルチモーダルセンシングなどの機能が端末上でスムーズに動作できるようになったとのことです。余氏はさらに、「現在のAIメガネは、オーディオや撮影といった基本機能を超え、医療、教育、産業などの分野にも深く浸透しつつある。例えば、産業現場ではAIメガネが機器の点検や遠隔保守などに活用され、作業効率を大幅に向上させている」と述べました。
Omdiaは世界のAIメガネ出荷台数は2026年に1500万台を超えると予測しています。また北京洛数合図科技は、中国AIメガネ市場全体の販売台数が2026年に前年比120%増の320万台を上回ると予測しており、業界構造もより激しい競争の中で再編が続くとみています。(提供/CGTN Japanese)











