トランプ米大統領は31日から訪中して、中国の習近平国家主席との首脳会談などの政治日程をこなす。この訪中には、ルビオ米国務長官も同行する。
サウスチャイナ・モーニング・ポストは消息筋の話として13日、ルビオ長官は中国側からの招待に応じて、トランプ大統領に同行して訪中すると報じた。ルビオ長官は2月の時点で、「中国はトランプ大統領の訪中にルビオ長官が同行できるよう制裁を解除するのか」とメディアに質問された際に、「行く時になれば分かることだ」と説明していた。
ルビオ長官は2010年に連邦上院議員に当選して以来、台湾、新疆、香港など中国政府にとって「敏感」な話題についてしばしば発言したり行動するなど、「対中タカ派」としての振る舞いが注目を集めてきた。中国は2019年、米国が香港問題で一部の香港および中国大陸の当局関係者に制裁を加えると、報復としてルビオ長官も対象にした制裁を発動した。2020年には、米国政府が新疆の人権問題で中国当局者を制裁したことへの報復としての制裁で、ルビオ長官を改めて対象にした。
中国側は制裁の内容を公式には明らかにしていないが、これまでの説明や事例などから、「本人及び家族の入国禁止」「中国側の個人および組織の制裁対象との接触禁止」「中国国内の資産凍結」があるとされる。
ルビオ氏が上院議員を辞職してトランプ内閣に加わった際に、中国はルビオ長官に対する制裁の取り消しを発表しなかった。そのため、ルビオ長官は米国史上初めて、制裁を受けた状態で就任した国務長官になった。中国はその後も、ルビオ長官に対する制裁を取り消していない。
ルビオ氏は当初、中国側の招待を受けることにあまり積極的ではなかった。訪中した結果、中国への姿勢が軟化したと思わることを避けたかったからとされる。一方で、ルビオ氏は国務長官就任後、トランプ大統領に合わせるために外交方針を調整してきた。「トランプ・習会談」は世界情勢において多大な影響力を持つため、ルビオ長官は首脳会談への参与を逃したくないと考えるようになったとする見方もある。
中国側は一時期、「トランプ・習会談」の事前準備不足に対して不安を感じていたとされる。ブルームバーグは、中国側は「トランプ・習会談」まで残りわずか3週間となった時点で、米国の準備不足に不満を感じていたと報じた。中国側の不満は、この記念碑的な意義を持つ米中首脳会談の議題が貿易関連のみに制限され、中国側にとって鍵となる外交と安全保障の議題が脇に置かれることになりかねないと考えられたことによるという。
メディアは今回のルビオ長官の訪中について、実現するならば、どのような状況での中国入国になるのか、すなわち中国側が制裁を正式に撤回するのか、あるいは特例措置とするのかに注目している。(翻訳・編集/如月隼人)











