ここ数年、広東省深セン市で製造されたロボット製品の海外進出ペースが加速し、科学技術の優位性が輸出の競争力へと急速に変わりつつある。深セン税関がまとめた最新のデータによると、1~8月に深センの税区分で単独品目として分類されている各種ロボットの輸出は合計で12倍増と大幅に増加した。

深セン湾通関地の貨物通路では検査エリアにコンテナトラックが次々入っていく様子が見られる。国際物流代行サービス企業の税関関連業務責任者の張俊城(ジャン・ジュンチョン)さんは、「今年に入ってから、通関申告書に『ロボット』が登場することがますます増え、変化を実感している」と指摘。張さんの観察によると、現在は毎月のロボット輸出の通関申告書が1万件余りに上り、前年同期に比べて40%増加し、主な輸出先は欧米諸国だという。

深セン市のロボットメーカーの生産現場では製造ラインがフル稼働し、清掃ロボットが次から次へと組み立てを終え、梱包され、海外へ発送されるのを待っていた。責任者の呉翔(ウー・シアン)さんは、「当社の売り上げに占めるロボットの割合は80%以上で、今年はエンボディドロボットが新たな成長ポイントになっている」と話した。

人型ロボットと四足歩行ロボットなどは「デモンストレーション」から「大規模実用化」へのターニングポイントにある。工業施設の巡回検査、ビジネス関連サービスなどの応用シーンが舞台でのパフォーマンスに代わろうとしており、特に海外市場でこうした傾向が顕著だ。

別のロボットメーカーの姜宇(ジアン・ユー)副社長は、「上半期の海外売上高は前年同期比で90%以上増加した。当社の製品は主に自動車部品、3C電子製品(コンピューター、コミュニケーション、コンシューマー・エレクトロニクス)、新エネルギーなどの重要産業で活用されている」と述べた。

深セン湾通関地検査一科の周剛(ジョウ・ガン)副科長の説明によると、1~8月に単独品目として分類された各種ロボットの輸出額合計は同12.2倍増の111億3000万元(約2615億円)に達した。清掃ロボット、産業用ロボット、手術支援ロボットなどの増加率が高いという。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

編集部おすすめ