映画『ボヘミアン・ラプソディ』の成功を受け、クイーンとアダム・ランバートが「ラプソディ」ツアーと題し、全23公演行う北米ツアーを発表した。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』は公開から1ヶ月間で音楽自伝映画史上最も興行収入の高い映画となり、その機に乗じるように、アダム・ランバートをフロントマンに迎えたクイーンは北米ツアーを発表した。
この全23公演の「ラプソディ」ツアーは、2019年7月10日のブリティッシュコロンビア州バンクーバーでスタートし、8月23日のノースキャロライナ州シャーロットで幕を閉じる。

一般向けチケットの販売開始は現地時間12月7日午前10時からで、ライブ・ネーションが販売する。クイーンとアダム・ランバートのファンクラブ向け予約販売は前日の12月6日午前10時から午後10時まで行われる予定だ。

クイーンのオリジナル・メンバーであるギタリストのブライアン・メイとドラマーのロジャー・テイラーが、声明でこのツアーに対する熱意を次のように述べた。「これは最高の機会だ。前回のツアーでは、これまでで最も野心的なプロダクションに挑戦し、バンドの知名度が高まった。
だから、次のツアーでは一旦すべてを解体して、さらに大掛かりなステージを行うことにした。アメリカ、心の準備はいいか!」とメイ。それにテイラーが続けた。「メンバー全員、準備万端で、早く始めたくてウズウズしているよ」と。

2009年の『アメリカン・アイドル』のフィナーレでクイーンと初めて共演したランバートは、このツアーの「視覚効果の大迫力」を力説した。セットデザインを担当するのがスチュフィッシュ・エンタテインメント・アーキテクツのリップ・リプソン、照明デザインはロブ・シンクレア、ビデオコンテントはトリートメント・スタジオのサム・パティンソンだ。
このツアーのラインナップは、メイ、テイラー、ランバートの3人に加え、キーボードにスパイク・エドニー、ベースにニール・フェアクロフ、パーカッションにタイラー・ウォーレンで構成される予定だ。

クイーンはここ数年間、長期ツアーを何度も行っている。2017年から2018年にかけては北米、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパを回っていた。彼らの最新リリースは、フロントマンだったフレディ・マーキュリーをラミ・メレックが演じた映画『ボヘミアン・ラプソディ』のサウンドトラックである。これはクイーンのキャリアを網羅した内容となっており、ビルボード200で最高3位まで上昇した。

「ラプソディ」ツアー日程は以下。

July 10, 2019 –Vancouver, BC @Rogers Arena
July 12 –Tacoma, WA @Tacoma Dome
July 14 –San Jose, CA @SAP Center
July 16 –Phoenix, AZ @Talking Stick Resort Arena
July 19 –Los Angeles, CA @The Forum
July 23 –Dallas, TX @American Airlines Center
July 24 –Houston, TX @Toyota Center
July 27 –Detroit, MI @Little Caesars Arena
July 28 –Toronto, ON @Scotiabank Arena
July 30 –Washington, DC @Capital One Arena
July 31 –Pittsburgh, PA @PPG Paints Arena
August 3 –Philadelphia, PA @ Wells Fargo Center
August 4 –Boston, MA @Xfinity Center
August 6 –New York, NY @Madison Square Garden
August 9 –Chicago, IL @United Center
August 10 –St. Paul, MN @Xcel Energy Center
August 13 –Columbus, OH @Nationwide Arena
August 15 –Nashville, TN @Bridgestone Arena
August 17 –Ft. Lauderdale, FL @BB&T Center
August 18 –Tampa, FL @Amalie Arena
August 20 –New Orleans, LA @Smoothie King Center
August 22 –Atlanta, GA @State Farm Arena
August 23 –Charlotte, NC @Spectrum Center