デビュー24周年記念日となる9月27日、EXILEが52ndシングル『Get-go!』をリリースする。EXILEがシングルをリリースするのは、なんと約4年5カ月ぶり。
同作から完全復活を果たすEXILE ATSUSHIが作詞をした表題曲「Get-go!」をはじめ、2023年にリリースされた「Reason」のPlanet Earth Ver.、新曲「Smile」が収録されており、現在のEXILEがたっぷり味わえる内容となっている。そんな同作についてはもちろん、現在のEXILEについて、そしてLDH全体についてなど、長年EXILEのコアメンバーとして活躍してきたEXILE AKIRAに語ってもらった。

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ー『Get-go!』からATSUSHIさんが完全復活となり、新しいスタートを切ることになりました。現在のEXILEの状態はAKIRAさんから見ていかがでしょうか。

EXILE AKIRA:どの時期も「今のEXILEが一番ベストだ」という意気込みでやってきたつもりではありますが、やっぱり”EXILEの顔”であるATSUSHIくんが戻ってきてくれたのは嬉しいですよね。足らなかったピースがバシッとハマったというか、しっくり感があるというか。僕以外のメンバーもワクワクしていると思いますし、すごくいい状態です。希望とエネルギーに満ち溢れていると思います。

ーいい変化もありそうですね。

EXILE AKIRA:ATSUSHIくんが体調不良でお休みしていた期間に、EXILEを卒業したメンバーやLDHを退社したメンバーがいるなど、色々な出来事がありました。そんな中でも、EXILEの価値観や「EXILEイズム」を大切にして活動をしてきて。(EXILE)NAOTOと(小林)直己も三代目J SOUL BROTHERSに専念していましたが、今回から久々にEXILEにジョインしました。
みんなが成長した状態で集結できたと思います。

それに、僕自身にも変化がありました。コロナ禍が明けて、ATSUSHIくんが復活するという矢先に体調不良になったり、他のメンバーが卒業したり、個人活動に専念したり、LDHを退社したりしたことで、正直「強引にEXILEを続けるべきなのか?」、「この在り方がEXILEなのか?」と思ったこともありました。僕も年齢を重ねたことで、「EXILEのパフォーマーを引退した方がいいんじゃないか」と数え切れないくらい自問自答もして……。でも、ATSUSHIくんが帰ってきてくれて、2人でいろんな話をしていく中で「俺らは生涯EXILEなんだろうね」と気づいたんです。もちろん体力的な面でプレイヤーでいられる期間があとどれくらいあるのかわかりませんが、自分たちがEXILEであることに喜びを感じて、感謝の気持ちを持っている以上、ずっと続けていけばいいという結論になりました。そして、待っていてくださるファンの方がいるのであれば、届け続けようという話もして。例えば、ミック・ジャガーが80歳になってもローリング・ストーンズであるように、僕らもそうなれる可能性があるんじゃないかな、と。これまで諸先輩方が感じてきたことを実感する入口に立ったのかなと思います。

ーそんな出来事もあったのですね。

EXILE AKIRA:日本でパワーソングと言われる曲を抱えているアーティストって、本当に一握りだと思っていて。自分で言うのもおこがましいですが、街角で「EXILEって知っていますか? 知っている曲はありますか?」と聞いたら、ほとんどの人が1曲は答えられると思うんです。
もしかしたら、3~4曲答えられる方もいるかもしれない。それだけパワーソングを持っているグループって、いそうでいないですよね。そう考えると、僕らが青春時代に聴いていたサザンオールスターズB'zMr.Childrenなどの国民的アーティストに、もちろんまだまだだとは思いますが、少しでも近づけているのかなって。そして、我々世代の代表となるべく、そこを目指すべきなんだろうなと思いました。

ーそんな流れを経て、9月27日に52ndシングル『Get-go!』をリリースする、と。同作はかなり久々のフィジカルリリースになります。

EXILE AKIRA:そうですね。でも、これまでに比べてすごくナチュラル。久しぶりの楽曲リリースや、再スタートとなると、今まではEXILEの鎧を着て「いざ出陣!」的な気合いが入りまくったアプローチが多かったと思います(笑)。でも、今回は待っていてくださったファンの皆さんへの感謝の気持ちを込めつつ、肩の力を抜いた大人の品格や深み、余裕、豊かさを提示できているのかな、と。大きな成長と共に、我々の新しい一面になっていると思います。

EXILE AKIRAが明かす『Get-go!』誕生の裏側 ATSUSHI復活とLDHの課題

Photo by Mitsuru Nishimura, Styling by Yasuhiro Watanabe
ジャケット¥520,300、パンツ¥225,500、ブーツ(参考商品)(全てBOTTEGA VENETA/BOTTEGA VENETA JAPAN 0120-60-1966)

「Get-go!」はEXILE的な原点回帰が詰まった一曲

ーあえてナチュラルな楽曲で再スタートを切ったのはなぜだったのでしょうか。


EXILE AKIRA:ATSUSHIくんが「この楽曲で復活をしたい」と提示してくれたんですね。それで歌詞を書いてくれて。僕、すごく安心したんです。ボーカリストが書く歌詞って、テーマやストーリーを大切にしながらも、自身のメンタルの状態や心境も大きく反映されるじゃないですか。今回の「Get-go!」は迷いのない、吹っ切れた印象を受けたんです。これまでのような力強い楽曲だと、もちろんそれも我々のあり方ではありましたが、どんな時もピンチをチャンスに「迷いはあるけど突き進んでいくぞ」というような”強引な前向きさ”になることも多いのですが、今回はそうではなくて。ナチュラルでありつつ、ただただみんなでエンジョイしたいという空気を感じました。「あぁ、ATSUSHIくんが本当に健康になって戻ってくれた」、と。しかも歌詞が音楽に乗ったらより素敵になりましたし、EXILEらしいキャッチーな歌になったなと思いました。それと、ATSUSHIくんの思いがすごく詰まっているんですよね。客観的に見たEXILEの在り方を交えながら、グループの絆や空気感を意識して書いてくれたんだなと思って。メンバーへのリスペクトや感謝を感じました。


ーもしかするとATSUSHIさんは当事者でありつつも、客観視できた期間があったからこそ、なのかもしれないですね。しかも、それはAKIRAさんがEXILEを守り続けてきたからこそなのかな、と思ったり。

EXILE AKIRA:来年で僕は20周年、EXILEは25周年を迎えるのですが、ファンの方々も含めてそれぞれの「理想のEXILE像」ってあるじゃないですか。シンボル的存在のHIROさんがいた頃は、そこにどっぷり浸かることができていましたが、勇退された後に価値観をどう統一するのかというのが難しくて。いろんな葛藤や失敗がありました。なので直近10年くらいは俳優業や個人活動を制限してEXILEに専念していて。「EXILEのことだったらAKIRAに聞けばわかる」という信頼をメンバーからも、スタッフからも得ないと自分の意見を言えないという感覚でやってきました。現場もEXILEの現場を最優先してきましたし、「EXILEタイムカード」みたいなものがあったら僕だけ皆勤賞を取れる自信があります(笑)。EXILEをみんなが安心して自分の仕事に専念できる「帰れる場所」にしたり、意見が出せる環境を作ったりはしていましたね。

ーとなると、ATSUSHIさんが復活される際に、EXILEとしての目線のすり合わせのようなことを行なったりも?

EXILE AKIRA:特別なことは話していないかな。ただ、これまでどういう思いで活動をしてきていたのかは説明しました。ATSUSHIくんがいない時に、今までのヒットソングをそのまま歌っても意味がないと思ったんです。
「このメンバーだったら何ができるか」、「今のメンバーがEXILEとして経験してきたことは何だったのか」をエンターテインメントに変えて、EXILEとして発信することが重要だと思って。誰もHIROさんの代わり、ATSUSHIくんの代わりにはなれない。だからこそ、残された僕らは何をしたらいいのかをすごく考えました。その内容をATSUSHIくんに電話で話したり。ATSUSHIくんの体調が悪い時は動画を撮って送ったり。なので、完全復活をする前に意思疎通はできていましたね。

ーATSUSHIさんが完全復活をして、EXILE TAKAHIROさんとの息の合ったボーカルも復活しました。お二人のボーカルを聴いて、感じることもあるのではないでしょうか。

EXILE AKIRA:僕が言うのもおかしいですが、進化しているなと思いました。特にTAKAHIRO。数年前まではどちらかというとTAKAHIRO自身もEXILEのファンだったと思うんです。楽曲の選び方もそうだし、実際に「僕もファンの皆さんと一緒なんです」という言葉も言っていましたし、「EXILEが好きな青年」という感覚でした。
ですが、ここ数年はミュージシャンとして音楽的な部分の成長、クリエイティブ面での成長があって。ATSUSHIくんがいなくなってからは、「自分がEXILEを引っ張るんだ」という気持ちが見えていました。そしてTAKAHIROを中心として、NESMITHとSHOKICHIと3人でいろんな話をしていましたよ。「『Rising Sun』を歌うならこういう歌割りにしてカバーをし合おう」とか、「『Someday』はこういうアレンジをしよう」とか。3人で今までの楽曲を表現できたのは、大きな成長だったと思います。SHOKICHIは若手の楽曲制作をかなり積極的にやっていますし、NESMITHも、ボーカルでありながらパフォーマーのリハーサルも積極的に参加してくれて、ボーカルチームとパフォーマーの架け橋となってくれています。あの2人もすごく頑張っていますよね。そういった成長があるからこそ、今回ATSUSHIくんとTAKAHIROで奏でる歌声がみんなの思いを乗せてより響き渡るんじゃないかなと思っています。

ーもちろんその歌声も「Get-go!」の魅力ですが、AKIRAさん個人的には「Get-go!」の魅力はどこにあると思いますか?

EXILE AKIRA:そうだなぁ。キャッチーで頭に残るメロディ、かもしれないですね。僕は小、中学生の頃、ずっとロックやヘヴィメタルを聴いていたのですが、ふと、思い返してみるとロックバンドの歌詞ってはちゃめちゃだったりするじゃないですか(笑)。よく歌詞を見ると”この世の終わり”とか破滅的なことを歌っているのに、何故かメロディとともにふと口ずさんでしまっていたり、無条件で元気をもらえたり。

もちろん、我々はジャンルやスタイルが違いますが、何か「Get-go!」には無条件で自然に頭に入ってきて、思わず口ずさんで気持ちが清々しくなってしまう、そんな音楽の原点が詰まった楽曲なんじゃないかなと思って!実は、音楽にとって非常に重要なんだろうなと思っています。サビの〈Oh From the Get go Get go〉なんかはスッと入ってきますよね。そういうフレーズがあるのは、「Get-go!」の魅力でもあり、強みでもあると思うし、何より、そんなふうに我々の音楽の原点を思わせてくれるような素敵な楽曲だと思います。

ーきちんとメッセージもありつつ、気軽に聴ける楽曲ですよね。ちなみに、MVも公開されていますが、反響はいかがでしょうか。

EXILE AKIRA:ファンの方が言っているのを見て僕も気がついたのですが、「Everything」のMVに似ているんですよね。「『Everything』のオマージュですか?」という声が多かったのですが、まったく意識していないです(笑)。もしかすると、監督がパロディで入れてくれたのかもしれないですが、僕らはそういうものを作ろうとは全然思っていませんでした(笑)。むしろ、最初はもっと砕けたMVにしようとも話していたんです。ATSUSHIくん的にもナチュラルなMVを想像していたみたいだったので、シチュエーションはどうであれ、みんなでワイワイしているだけ、みたいな。自然と笑顔がこぼれるラフで緩い映像にしようとしていました。でも、せっかくのリスタートなのでファンの方にもわかりやすく始まりを提示できるものにしようという話になって。

ーそうだったのですね。「ラフで自然なMV」というと、EXILE THE SECONDの「YEAH!! YEAH!! YEAH!!」が脳裏をよぎりました。

EXILE AKIRA:ハハハ! また、EXILE THE SECONDとは違ったアプローチの仕方ではありますが和気あいあいとした、親近感が湧くアプローチのMVからの方向転換でしたね。「Get-go!」は実はほとんどのカットに仕掛けもしてあって。過去の衣装が出てきたり、記者会見のシーンでQRコードがあってそれを読み取るとビハインド動画が見られたり。ファンの方に楽しんでもらえるようなものになっています。でも、ほとんど気づかれていないんですよ(笑)。あとは、パフォーマーがやっているEXILEトランプ。カードをめくるとEXILEの過去曲が書かれていて、その振りをその場で踊るというゲームなんですけど、それも即興で撮っていて。ファンの方がエモいと思ってくれるかなという狙いだったのですが、あんまりバズらなかったですね(笑)。何はともあれ、いろんな仕掛けをしてあるので、楽しんでもらえたら嬉しいですね(笑)。

ーそう考えると、歌詞も曲もMVもファンの方に寄り添った楽曲なのですね。そしてもう2曲収録されていますが、「Reason」はPlanet Earth Ver.という形で収録されます。これは、11月からのツアー『EXILE LIVE TOUR 2025 "THE REASON”』に向けて、でしょうか?

EXILE AKIRA:そうですね。ツアータイトルが「THE REASON」なので、再録した形です。元々「Reason」はATSUSHIくんが復活したタイミングでG7広島サミットのテーマソングとして作らせてもらったんですね。でも、ATSUSHIくんがすぐに休養に入ってしまったので、披露するタイミングがなくて。いわゆる幻の曲になってしまっていました。ただ、改めて歌詞を見た時に「今こそこのメッセージを届けるべき」と感じましたし、当時とは違った捉え方ができるということになって、今回収録することにしました。

ーそして、「Smile」は新曲です。

EXILE AKIRA:これはEXILEのバンマスをずっとやってくれている、ベースの佐野健二さんが作曲してくださいました。佐野さんはEXILEの父というかお爺ちゃんというか、家族みたいな方で、ターニングポイントで名言をくださる方なんです。それこそ「EXILE PRIDE」という言葉も佐野さんが生み出した言葉。その方が、ハワイでカラパナというバンドをやっているんですけど、今年カラパナが50周年を迎えるんですね。その周年をきっかけに、カラパナに曲を作ってもらおうということになって生まれたのが「Smile」です。ハワイのバンドなので、テイストがハワイアンな雰囲気の温かい曲なんです。明るいメロディだけど、どこか涙腺が緩んでしまうような感じがEXILEにピッタリで。すごく素敵な曲に仕上がりました。

ー3曲とも必聴ですね。そして、11月からはツアー『EXILE LIVE TOUR 2025 "THE REASON”』もスタートします。今年6月まで行われていたツアー『EXILE LIVE TOUR 2025 "WHAT IS EXILE"』とまたひと味違った内容になりそうです。

EXILE AKIRA:そうですね。まずフルメンバー11人でやれるのは大きな違いですね。さらに『EXILE LIVE TOUR 2025 "WHAT IS EXILE"』で構築した、我々の血が通った後輩を選抜してジョインしてもらうスターティングメンバー方式も見どころです。そして、なによりもATSUSHIくん、TAKAHIRO、NESMITH、SHOKICHIの4ボーカルが奏でる歌を体感できることは、僕も待ち望んでいました。なので、ベストなライブをお届けできると思います。

40代で価値観は揺らぐ――中国大型番組でAKIRAが得たもの

ー楽しみです。では少し話題を広げさせてください。現在LDHでは若手もどんどん増えてきており、AKIRAさんは大ベテランのポジションになりました。そんなAKIRAさんは、現在のLDHをどう見ているのでしょうか。

EXILE AKIRA:まず、LDHのような集団ってなかなかないと思うんです。というのも、LDHにはEXPGというダンススクールがあって、教育にも力を入れていますよね。夢への挑戦の場を提示することを非常に大切にしていますし、僕らがリアルに夢を叶えてきて、後輩も同じように夢を叶えて、それに憧れて子どもたちが夢を見て……まさに「Circle of Dreams」というシステムがあるのは僕らのオリジナリティなのかなと思います。EXPGは僕たちにとってもすごく大切なもので、宝にすべきこと。そこは自信を持ってもっと伸ばしていくべき点だと思っています。

逆に足らないと思う点は、シンプルにパワーソングですよね。やっぱり三代目J SOUL BROTHERS以降はパワーソングと出会えていないグループも多いと思うんです。でも今の時代、ビジネス観点で音楽を作ることは避けられないともわかっているんですけどね。しかし、そこに寄りすぎてしまうと本質的な部分が失われてしまって、良さが出せなくなってしまう。だからこそアーティストとしての本質をもう一度見直してそこをしっかり理解した上でアーティスト活動や楽曲制作をすると、生き様やストーリーと音楽が連動してもっと素敵なアーティストになれると思いますし、その先に、パワーソングとの出会いや、ヒットにもつながると思います。このご時世、時代に合わせながらも流行やトレンドというものは、参考にしながらも我々の本質的な部分を見失わず、タイムレスなものを目指していければなとも思っております。

ーおっしゃる通りです。そして、AKIRAさんご自身は中国でも精力的に活動されています。中国での経験の中で、日本で活かせそうだなと思うことはありますか?

EXILE AKIRA:昨年、『Call Me By Fire 4』という大型番組に出演させていただいたんですね。その番組は僕のようにすでにデビューしているベテラン勢の他に、デビューしたての若い子も集まって、ユニットを組んでバトルをしながら5カ月過ごすというものでした。僕はパフォーマーという立場で行ったのですが、みんな歌って踊れて、芝居も司会もできて、気の利いたことも言えて、コメディもできる人ばかりだったんです。僕は最初「パフォーマンスやステージ演出、アクティングなどで活躍してもらえれば」という話でお受けしたのですが、いざ現場に行ったらそんなことを言ってられないくらいでした。「僕はパフォーマーだから歌はできないよ」と言いましたが、「できないとかじゃないから」という話になってしまって(笑)。中国の芸能は、歌えること、踊れること、演じること、モデルができることは当たり前で。みんなどれをとっても全てが一流。ワールドスタンダードといいますか、日本とはスタンスが全然違うんです。もちろん僕はEXILEのパフォーマーとしてプライドを持ってやってきましたが、表現者として、芸道に生きるものとして、「まだまだ、自分はやることがある、自分の可能性を狭めず、挑戦し続けなければ」と実感しました。40代になってこんなにも自分の価値観が揺らぐとは思っていませんでしたし、もちろん、1つのことを追求する素晴らしさもありますが、この番組との出会いは、何かご縁や運命的なものを感じたので、自分はこれまでの自分を良い意味で壊して新たな領域へどんどん挑戦していくべきなんだなと強く思えました。

ー日本にいたら、40代で価値観が揺らぐことはほぼないですもんね。

EXILE AKIRA:そうなんです。イメージが確立している中で新しいことに挑戦したり、今までの築いてきたキャラも壊したりするって、度胸がいるじゃないですか。でもあの番組では悩んだり、選んだりする暇もないくらい追い込まれましたね(笑)。日本からはギタリストのMIYAVIと2人で挑戦させていただいたのですが、部屋もMIYAVIと相部屋で、10畳足らずのスペースにマットレスが2つ置いてあるだけなんです。だから朝起きると、横に侍ギタリストがいるんですよ(笑)。MIYAVIものすごくストイックで、言葉の通じない場所で貪欲に戦う姿勢は同士として鼓舞してくれたし、自分も良い刺激になりました。エネルギーの塊のような相棒と5カ月苦楽を共にするだけでも良い刺激をもらったし、すごくいい経験をさせてもらえたので!! MIYAVIにも感謝してます!! 来年の20周年に向けてエンジンをかけていきたいですね。皆さんが求めてくださる僕をお届けしながらも、新しい一面も楽しんでもらえたら嬉しいです。

EXILE AKIRAが明かす『Get-go!』誕生の裏側 ATSUSHI復活とLDHの課題

Photo by Mitsuru Nishimura

EXILE AKIRAが明かす『Get-go!』誕生の裏側 ATSUSHI復活とLDHの課題

『Get-go!』
EXILE
rhythm zone
9月27日発売
https://exile.jp/get-go/

1. Get-go!
2. Reason -Planet Earth Ver.-
3. Smile
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