ジョン・レノン生誕80周年記念のニュー・ベスト・アルバム、『ギミ・サム・トゥルース.』が2020年10月9日にリリースされることが決定した。 ヨーコ・オノがエクゼクティヴ・プロデューサーを務め、プロジェクト初参加となるショーン・レノンがプロデュースした今回のコレクションは、ヨーコとショーンの2人が選曲した楽曲を、グラミー賞を複数回受賞しているポール・ヒックスが一からリミックス。
ジョン・レノンのソロ作品の中で最も重要で、最も愛された楽曲が、最高の音質にまでクリーンアップされ、ニュー・コレクションとして発売される。 『ギミ・サム・トゥルース.』では、ジョン・レノンのビートルズ後のキャリアを辿り、『ジョンの魂』(1970年)、『イマジン』(1971年)、『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』(1972年)、『マインド・ゲームス(ヌートピア宣言)』(1973年)、『心の壁、愛の橋』(1974年)、『ロックン・ロール』(1975年)、『ダブル・ファンタジー』(1980年)、そして彼の死後の1984年に発売された『ミルク・アンド・ハニー』まで、彼の有名なソロ・アルバムのすべてを網羅した選曲となっている。 アルバム・タイトルの"ギミ・サム・トゥルース."は、政治家の欺瞞や、偽善、戦争などを激しく非難した、1971年に発表した曲「真実が欲しい」にちなんで付けられており、フェイク・ニュースが溢れる、何が真実かわからない今の時代にも通じる内容となっている。 ”保守的で先が見通せない偏狭な偽善者にはもうウンザリだ 僕は真実が欲しい とにかく真実だけを教えてくれ ノイローゼで頭がおかしい頑固な政治家の書いたものを読むのはもうウンザリだ 僕は真実が欲しい とにかく真実だけを教えてくれ” – ジョン・レノン「真実が欲しい」より 本作品は、36曲を2枚のCDとブルーレイ・オーディオ・ディスクが付属したデラックス・エディション・ボックス・セットをはじめ、他にも様々なフォーマットで発売される。 ヨーコ・オノ・レノンは、デラックス・エディションに付属するブックレットの序文で次のように記している。 “ジョンは最高にユーモアに溢れ、思いやりのある素晴らしい男性でした” “彼は正直でいることをモットーとしていて、人々の力で世界は変えられると信じていました。それはその通りなのです。私たちは、自分たちのために、そして私たちの子供たちのためにより良い世界を実現する責任があります。真実は私たちが作り出していくもの。私たちの手の中にあるのです” またアルバム・ジャケットの写真は、ジョンが MBE勲章を返還に行った日に撮影された、彼にしては珍しい横顔の白黒写真となっている。アルバム・ジャケット、CDと LPのブックレットと文字のアートワークは、デヴィッド・ボウイの『ヒーザン』、『リアリティ』、そして『ザ・ネクスト・デイ』などのアルバム・ジャケットを手がけ、ボウイの『ブラックスター』のパッケージでグラミー賞を受賞したジョナサン・バーンブルックが担当している。 現在、今回の作品から「インスタント・カーマ」の新リミックスが配信中となっている。
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ジョン・レノン生誕80周年記念、ニュー・ベスト・アルバム『ギミ・サム・トゥルース.』がリリース決定!
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